漫画があればいいのだ！

原作：西尾元さん 作画：あらいぴろよさんの作品『女性の死に方』（双葉社）

この作品なのですが、
太ももが黒くなった女性の遺体が
解剖室に運ばれてきたところから始まります。

そして専門の医師が解剖をし、
死因の原因をしらべていくんです。
（↑の方は脂肪吸引による出血（内出血）による死亡）

解剖室に運ばれてくる遺体は女性のみで、
様々な女性ならではの病気の原因が解明されていきます。

・・・といった感じで描かれる
医療漫画になっています。

美容整形、ＤＶ、アルコール依存症・・・
様々な死因が特定されるのですけど、
意外に病気とは気づかずに
放っておいて悪化してしまっている・・・
などといった病気などもあったりするため、
定期的の検査はもちろんの事、
何か身体の異常に感じたことがあれば
時間が無いから・・・邪魔くさいから・・・
などと言わずに病院に行くことをおすすめします。

なんてことを考えさせられる作品になっていますので
気になった方は読んでみてください。

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あらいぴろよさんの作品『虐待父がようやく死んだ』（竹書房）

作者のあらいぴろよさんの父親は
酒乱で母や子供に暴力をふるう人でした。

子供の頃は家を出るためのお金もなく・・・
歯向かうような力もなく・・・
ただ、暴力に耐えるしかありませんでした。

しかし父親は外面はよく、
町内の会長などもするほどで
そんな父親はＤＶをしているなんて
思ってもおらず、まわりから助けてもらえず・・・

ある程度の年齢になった作者は
実家を出て暮らすようになるのですけど、
父親からＤＶを受けていたせいで
かなり歪んだ性格になっていたのですが、
愛情にもうえていたんです。

いろいろとなんのある性格の作者が
なんとか自分の幸せをつかんだのですけど、
そんなある日、父親がガンだと知らされるんです。

・・・といった感じで
父親にＤＶを受け続けていた作者の
壮絶なエッセイになっています。

暴力を受け続けていると
ここまで性格が歪んでしまうのか・・・
そして恨みなども・・・
かなりキツイ内容の作品なのですが、
父親の死により幸せとは何なのか・・・
家族とは何なのか・・・
伝えてくれた・・・そんな作品になっていましたので
気になった方はチェックしてみてください。

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あらいぴろよさんの作品『美大とかに行けたら、いい人生だったのかな。』（光文社）

絵を描くのが好きだったあらいぴろよさんは
絵を描く仕事に就きたい・・・と思うも、
美大も出ていない、コネもない・・・
そんな中、とある会社に
イラストレーターとして入ったのですけど、
そこでは好きなものも描かせてもらえず、
エロ系の絵ばかり描かせられていました。

それでも絵を描いていれば誰かが見て
声をかけてくれるのでは・・・なんて
他力本願なことを思っていたところがあったのですが、
イラストレーターになりたい夢も叶わないことや、
自分が幸せでないということに気づいたり、
運がないこと人のせいにして妬んだり・・・
そんなことを思うようになり、
自分という存在を否定するようになっていったんです。

そんな時、自分というのに向き合い
本当はどんな自分になりたいのか・・・と悩み
作者自身が最終的に出した答えが描かれています。

その解決方法がちょっと面白く、
自分の中にある感情などを
様々な漫画のキャラのような者に置き換え、
描かれているんです。

内容はかなり重いのですけど、
自分の感情を脳内の変換で楽しく変換できれば
楽しく悩めるのではないか・・・
なんて思ってしまいました。

悩みなどは人それぞれで、
誰もが自身を失い落ち込むことなどがあります。
そういった自分を見つめるきっかけになる・・・
そんな書籍になっていますので、
何かに悩んでいる人にはオススメな
コミックエッセイになっていますので、
気になった方は読んでみるといいかも・・・

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あらいぴろよさんの作品『“隠れビッチ”やってました。』（光文社）

いわゆる「ビッチ」というと
露出度の多い服を着て、性を駆使し、
欲望を満たすかのように男性に近づいていく・・・
そんな女性がイメージだと思います。

この作品なのですが、
そんな「ビッチ」とはちょっと違って、
露出度の多い服などを着ずに
清楚を装いつつも男性にちやほやされたい・・・
と思っていた作者であるあらいぴろよさんの実話の
コミックエッセイです。

読んでみたら、
「こんな女性・・・いるよね」といった感想です。

表向きは清楚な女性を演じながらも
内面はかなり前向きで
いろいろな男性に媚を売る・・・といったら
言葉に棘があるようにおもえますけど、
そんな感じで男性に不自由しない女性ってのは
実際に多いと思います。

この作品なのですが、
女性向けに描かれているとは思うんですけど、
「隠れビッチ」の女性を見分けるため、
あえて騙されやすい男性に読んでもらいたい・・・
って感じの作品ですので、
気になった男性は読んでみてください。

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