漫画があればいいのだ！

すぎむらしんいちさんの作品『最後の遊覧船』（小学館）

人気脚本家の湖尻洋子は
ドラマの脚本を書くことになったのですが、
そのドラマの初回の視聴率が悪いだけか、
ストーリーが数年前に発売された小説に似ていて
ネットで炎上することに・・・

それだけではなく、
ドラマの主演男優とキスしていたの撮られてしまい、
プロデューサーとの不倫ＬＩＮＥもネットで流れ、
ドラマは途中で打ち切り・・・

仕事も手につかないようになったのですが、
小劇団の台本の仕事を受けていたことを忘れており、
催促されてしまったのです・・・

不倫、盗作・・・などでＳＮＳで叩かれ、
仕事にやる気をなくしている状態で
台本を催促され、
すべてが嫌になり故郷へと逃げ帰ることに・・・

その途中の遊覧船で出会った船長の行動に
興味を持った洋子は
自分自身と船長をモデルに脚本を書き始めるんです。

しかし、船長との恋愛は
別の女の登場で上手くいくようで行かなかったり、
小劇団の台本を頼んだ人物なども出てきて、
自分が書いている脚本にはない
予想のつかない方向へ展開してしまうんです・・・

・・・といった感じで描かれる
脚本家と船長との恋愛？を描いた
ちょっとドタバタ感ある
ラブストーリーになっています。

最初はそこまで興味はなかったのですが、
逃げ出した先での人間模様が面白くなってきて
ハマってしまいました。
本当にドラマになりそうなストーリーになっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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すぎむらしんいちさんの作品
『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ －童貞ＳＯＳ－』（講談社）

ゾンビ感染が世界中でパンデミックを起こし
「女ンビ」により男が喰い殺されまくった近未来・・・
ニートで引き篭もりだった大助は難を逃れていました。

女性がこのゾンビウィルスに感染すると、
ビッチ系の「女ンビ」になり、男たちを襲い始めるため、
生き残ったのは処女と童貞だけになってしまいました。

生き残った処女と童貞たちは、
中野ブロードウェイに籠城することに・・・

かなりぶっ飛んだ設定ですが、
バカな内容に見事にハマってしまいました。

普通のゾンビ系のパニックホラーとは違い、
エロスを中心にしてあるだけでなく、
ニートで引き篭もり、童貞で頼りない大助が主人公にしてあり、
展開が全く想像できません。

ホラー作品というよりも、
ホラーコメディ作品として読んだほうが
楽しめると思いますので、
気になる方は読んでみてください。

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