漫画があればいいのだ！

むらきたまりこさんの作品『それでも彼らは嘘をつく』（Cygames）

子供の頃に母親から
「嘘つきは泥棒の始まり」と言われ、
嘘をついてはいけないと約束した百瀬はるか。

小学校の時にクラスの縄跳び大会で
上手く飛べないのに飛べると「嘘」をつき、
練習に練習をかさね優勝することができたのですが、
この「嘘」をきっかけに
出来ないこと、任されたことを嫌とは言わず、
悪い嘘ではないのですが、
人に優しい「嘘」をつき続けているんです。

はるかも高校生になり、
同じように人に優しい「嘘」をつき続けているのですが、
ある日、男子生徒に告白されました。
どうしようか困っているときに、
学園のアイドル？王子様？と呼ばれる黒澤直也が現れ
はるかと付き合っている・・・と「嘘」をついてくれ
その場を切り抜けることができました。

この黒澤直也も昔は地味なキャラで
好きだった幼馴染の女の子に告白も出来ず、
そんなことがもう起こらないように
高校デビューで外見を変えて
自分に「嘘」をついていたんです。

こんな２人がであったことにより、
自分たちのついた「嘘」を守るために
「嘘」から始まった恋愛作品になっています。

人を傷つける「嘘」はいけないのですが、
人に優しい「嘘」はついてもいいですよね。
そんな優しさが詰まった
ラブストーリーになっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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むらきたまりこさんの作品『はざかいまちの御客様』（双葉社）

女子高生の相沢みずきは
端境町のファミレス「デミーズ」で
バイトをすることに・・・

そこには同じ高校で憧れの慎一郎先輩と
一緒に働ける・・・ということが
バイトの楽しみでもありました。

ただ・・・このお店はちょっと変わっていて、
人ではないお客さんもたまにやってくるんです・・・

ファミレスにやってきた
人ではないお客さんを相手にすることにより、
そういった者の存在を受け入れられる心をもつみずきの前に、
次から次へと妖怪たちが問題を抱えて現れ、
妖怪たちの心の声を聞き入れ解決していく・・・
という心温まる作品になっています。

最初は絵が可愛い・・・だけで読み始めたのですけど、
ストーリーはぐっとくるような
あたたかみのある作品の世界観にハマってしまいました。

昔は森や林なども多く、
妖怪たちも住む場所も多かったのでしょうが、
今の世の中はコンクリートで覆われてしまい、
住みにくくなっていったのでしょうね・・・

そんな妖怪たちの心のオアシス的存在が
このファミレスなんでしょうね。
本当に良いストーリーですので、
たくさんの人に読んでもらいたい作品です。

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