漫画があればいいのだ！

原作：今村翔吾さん 作画：立沢克美さんの作品『イクサガミ』（講談社）

明治１１年２月２８日、日本中に
「武芸に優れた者は京都天竜寺境内に集まれ。
警察官二千年分の俸給がもらえる可能性がある」
という旨の書かれた新聞が張り出されました。

どうしても大金が欲しい嵯峨愁二郎は
指定された場所へと向かいました。

するとそこには腕に覚えのある２９２もの人が集まっており、
主催者の「槐」なる者が語り始めたのです。
告げられたのは「こどく」という遊びで
集められた者に１人１枚の木札が渡され、
京都から東海道にある７つの関所を通って
東京を目指すというものなのです。

この関所にはそれぞれ通過するための点数があり、
その点数を集めるのには参加者から奪わなければならないという、
ルールの元、東京を目指すというゲームを描いた作品です。

愁二郎は人が善すぎる・・・というか、
困っている者を助けてしまう性格で
最初に出会った女性（香月双葉）を助けるんです。
ここから２人は東京を目指すのですが、
道中では一癖、二癖のある人物が襲ってくるんです。

愁二郎は幕末の頃には「刻舟」と呼ばれる剣客で、
京八流という流派の後継者だったのです。

明治時代を舞台にしたデスゲームのような作品で、
敵も多いのですが、敵か味方かわからない人物なども登場し、
かなり面白い作品です。

原作もあるようで、
そちらを読みたくなる・・・そんなストーリーですので
興味ある方はチェックしてみてください。

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野崎アユさんの作品『殺処分アイドル！』（白泉社）

売れない地下アイドル
ジューＣアイドル「ぱらふる」の
山吹れもんと赤崎りんごの２人は
どうすれば売れるのか悩みつつ、
車での移動中に意識を失いました。

次に目が覚めたときには、
無人島に作られた遊園地のような施設だったのです。

そこには同じ事務所 ラビットミュージックの研修生で
「ぱらふる」と同じように売れないアイドルグループたち
総勢１００人ほど集められていました。

そして放送があったと思うと、
司会をつとめる・・・と山田バニーとなのる
ウサギの着ぐるみをした人物が現れ、
ここに集められた者で
「アイドる☆バトルロワイヤル」を開催すると言い出したのです。

生き残るのは２人だけ・・・
そのかわりに残った２人は華々しくデビューができ、
売れるのは間違いなしと・・・

・・・といった感じで
無人島で行われる地下アイドル同士の
バトルロワイヤルを描いた作品になっています。

同じ事務所の者なのに
自分が生き残るため、時には仲間として・・・
時には同じグループでも裏切ったり・・・
誰が生き残るのかわからない展開が待ち受けています。

果たして「ぱらふる」の２人は
一緒に生き残ることができるのか・・・
それともどちらか１人だけなのか・・・
または別のグループから生き残りがでるのか・・・

かなり面白い設定で描かれた
バトルロワイヤル作品になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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