漫画があればいいのだ！

曽田正人さんの作品『Ｃｈａｎｇｅ！』（講談社）

品行方正な女性を目指す
私立名門女子高校に通う高校１年生の去年栞（こぞのしおり）は
校紀係（風紀委員みたいなもの）を任されるほど
真面目な生徒でした。

職員室に呼び出された時に
渋谷の「ＦＡＭＩＬＹ」というクラブに通う
１年生がいる・・・という教師の会話を聞き、
クラスメイトに思い当たる人物がいることに気づきました。

何とか知らせようと、
栞は自らそのクラブに行ってみることに・・・

そして出合うことができたのですが、
そこで行われていたラップバトルに魅了され、
なぜか飛び入りで参加することになったんです。

今までラップなんて知らなかったのですが、
言葉とリズムで戦うラップバトルに興味を持ち、
倉田造酒（くらたみき）と一緒に
フリースタイルバトルの世界へと踏み入れるんです。

・・・といった感じで描かれる
少女のラップバトル漫画になっています。

少し前までラップって興味がなかったのですが、
別のラップバトル漫画を読んで、
リズムに乗りながらの似たような言葉や
語尾が同じ言葉を繰り返す（韻を踏む）のが
とても面白く興味を持ち始めました。

この作品・・・きっとヒットすると思いますので、
今からチェックしておくのもいいかもしれませんよ。

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著者：背川昇さん 監修：般若さん Ｒ－指定さんの作品
『キャッチャー・イン・ザ・ライム』（小学館）

ネガティブで引っ込み思案な高辻皐月は
高校に入学したのですが、
クラスでの自己紹介の時に
言いたいことが言えずにいきなりぼっちに・・・

部活を選ぶのにも引っ込み思案なため、
文科系も運動系も選べずまま悩んでいるときに、
言葉が次々に発せられるラップの２人組
天頭杏（アンズ）と南木原連（レン）に出合います。

遠目から二人のラップを見ていると、
いきなり声をかけられ
今までの自分を変えられるかも・・・と
ラップバトル部に入部することにしたんです。

でも、５人集めなきゃ部としては活動できないので、
新たな部員を探すのですが・・・

・・・といった感じの
少女たちのゆるゆるとしたラップ漫画になっています。

ラップってヤンキーみたいな人がやっている・・・
そんなイメージがあるのですが、
ラップそのものの表現している言葉は
韻を踏んでリズムもよいだけでなく、
文学的に思えるようなラップもあるので、
上手い人のラップって好きなんですよね。

この作品なのですが、
ラッパーの般若さん Ｒ－指定さんが
監修されていることもあり、
しっかりしたラップになっています。

今後、注目されるのでは・・・
なんて思える作品になっていますので、
今からチェックしておくのもいいかも・・・

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インカ帝国さんの作品『ラッパーに噛まれたらラッパーになる漫画』（ＬＩＮＥ）

原因不明の道のウイルスが突然発生し、
そのウイルスに感染した者は
誰彼構わずラップバトルをしかけていくようになり、
バトルに負けると噛まれてしまいラッパーになる・・・
そんなウイルスに感染した人々が街中に溢れかえりました。

ウイルスに感染したラッパーを倒すには
ラップバトルで勝つしかない・・・
ヒロインの稲穂みのりの父親が言い出し、
ラッパーたちとのラップバトルをする少女を描いた
ラップ漫画になっています。

ゾンビ系漫画がラッパーになっただけなんですけど、
設定がかなり変わっていて
面白く読むことができました。

ただ、ラップのことを知っていれば
もっと面白く読むことが出来るのでしょうけど、
巻末で作者が本当のラッパーが読んだら
腹立たしく思うのかも・・・なんて書いてあり、
本当はどちらなんだろう・・・なんて思ってしまいます。

ラップを知らなくても設定はかなり面白いので、
興味ある方は読んでみるのもいいかも・・・

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服部昇大さんの作品『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』（宝島社）

某美文字で有名な美少女とそっくりの美ー子ちゃんは
日ポン語ラップを愛する少女で
日本語ラップの基礎から日本語ラップの名盤や歴史などを
マニアックなネタをおりまぜて紹介している作品です。

僕はラップはあまり興味なかったのですけど、
某美文字少女の美子ちゃんに似てる・・・ってことで
この作品を手にしたのですけど、
いままで全く興味がなかったラップが
少し面白く感じることができました。

ラップ用語で「韻を踏む」なんて言葉は知っていたのですけど、
意味などしらなかったのですけど、
そういったラップ用語なども
初心者にわかりやすく説明されており、
ラップに興味がなくても面白くよめるようになっていました。

ラップ好きなら楽しめる作品となっていますし、
興味がある・・・って人にもわかりやすい作品ですので、
気になった方はチェックしてみてはどうでしょうか。

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