漫画があればいいのだ！

福地カミオさんの作品『よわよわ先生』（講談社）

何事もほどほどが良いと思っている
高校２年生の阿比倉くん。
担任もほどよくいい先生ならいいなぁ～
なんて思っていたのですが、
教室のドアの前で大きな音を立て、
頭から血を流した女性の教師（鶸村ひより）が
入ってきたのです。

教壇に立ち、小声で何かを言っているのですが、
生徒たちは何か呪いをかけているのでは・・・
なんてことを言い出し、
新学期早々、機嫌を損ねると呪われる
「こわこわ先生」とあだ名をつけられるんです。

もちろん阿比倉くんもほどほどがいいと思っているので、
できるだけ関わらないように思っていたのですが、
教室に忘れ物をしたのを思い出し取りに行くと、
教室の机の上にぬいぐるみを並べ
小さな声で何かしている鶸村先生がいたのです。

本当に呪いをかけているのか・・・と思いつつ見ていると、
小さな声で授業をしていることに気づいたのです。

実は、鶸村先生は声が小さく、気の弱い、
体力もない「よわよわ先生」だったのです。

憧れの教師になって１年目、
担任にもなり頑張らなくちゃ・・・と
生徒のために一生懸命に努力する鶸村先生を見て
惚れてしまった阿比倉くん・・・

・・・といった感じで描かれる
生徒と教師のラブコメ作品になっています。

惚れてしまったからなのか・・・世話焼きなのか・・・
鶸村先生が困っているところに遭遇してしまう阿比倉くんは
手伝うんですけど、上手いこと行かない・・・というか、
ラッキースケベな展開になったりすることも・・・

多分、鶸村先生の一生懸命な姿を見たら
阿比倉くんみたいに手伝いたくなる・・・というか
助けたくなる・・・そんな気持ちにさせてくれる作品ですので
興味ある方はチェックしてみてください。

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路田行さんの作品『すずめくんの声』（ＧＯＴ）

恋人の「すずめくん」と連絡がとれなくなって３ヶ月・・・
彼のことが忘れられない・・・
録音してある彼の声を聞きながら
この恋の終わりを感じていた錦野ほのか。

ある日、会社で「すずめくん」の声がしたので、
その声の方へ急いで行ってみると、別人でした。

この男性なのですが、
この会社に新しく入って来た新人で高梨史といい、
ほのかが教育係をすることになったのです。

「すずめくん」と同じ声で語り掛けてくる高梨に対し、
気付けば土下座をして交際を申し込んでいたんです。

・・・といったことから始まる
元彼と同じ声をした男性と付き合う
ラブストーリーになっています。

いきなりなことなので、
ほのかは「言ったことは忘れて・・・」と伝えるも、
数日後、交際を受け入れた高梨。

しかし、ほのかは高梨の声だけが好きで
高梨の外見や中身を全く見ていなかったので、
自分が言い出したことなんですが、
本当にこんな気持ちで付き合っていいのか悩みだすんです。

高梨の方は少しずつほのかのことが好きになるんですが、
「すずめくん」と声が似ているだけで告白されたことを知り、
どうすればいいのか考え始めるんです・・・

お互いの気持ちがすれ違ったまま
２人の関係がどうなるのか・・・
ちょっと楽しみなラブストーリーになっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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原作：たかたさん キャラクター原案：日向あずりさん 作画：尾野凛さんの作品『クラスで２番目に可愛い女の子と友だちになった』（メディアファクトリー）

新学期の自己紹介の時に失敗してしまい、
クラスでぼっちになってしまった前原真樹。

金曜日の夜は母親が泊まりでの仕事・・・ということで、
ピザを食べながらＢ級映画を見て過ごそうと思い
レンタルビデオ店で探していると、
クラスで２番目に可愛いと噂されている朝凪海が
声をかけてきたのです。

海の親友がクラスで１番の美少女（天海夕）で
天海を面倒よくフォローするのが海の役目なんですが、
実は前原と同じＢ級映画が趣味で、
金曜日の放課後だけ友達として
映画を見たりしようと言い出してきたのです。

・・・といった感じで
学校ではぼっちの前原なのですが、
金曜日の放課後だけはクラスで２番目に可愛い女の子と
一緒に過ごすラブコメ作品になっています。

不思議なことに海だけでなく、
ひょんなことがきっかけで夕とも連絡先を交換することになり、
クラスで１番、２番の女の子と友だちになるんです。

果たしてぼっちな前原の恋の行方は・・・と
ラブコメの王道ともいえる感じのストーリーで
楽しんで読めますので
気になった方はチェックしてみてください。

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原作：燦々ＳＵＮさん キャラクター原案：ももこさん 作画：手名町紗帆さんの作品『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』（講談社）

日本最高峰の偏差値を誇る
由緒正しき中高大一貫校の私立征嶺学園に
転校してきたアリサ・ミハイロヴナ・九条という
父がロシア人で母が日本人のハーフで金髪の美少女。

成績は優秀、運動神経抜群、生徒会の会計を務め、
告白などもされるのですが、全て断っており、
完璧かつ、冷酷な一面を持っているため、
“孤高のお嬢様”と呼ばれているんです。

告白されて断った時に
ロシア語で一言つぶやくんですけど、
周りにはロシア語がわかる人がいなく、
なんか冷たい言葉を言っているのだと噂されるほど・・・

そんなアリサの隣の席には
学園一の怠惰な生徒と言われる久世政近が座っているのですが、
毎回のように冷たくあしらわれるんですけど、
その後にロシア語で「かわいい」とか「かっこいい」など、
つぶやくんです。

周りからは冷たい言葉を言われているんだ・・・
と言われているのですが、
久世は幼い頃、祖父が好きだったロシア映画の影響で、
ロシア語がわかっており、
アリサが何を言っているのかわかっていたのです・・・

・・・といった感じで
ロシア語がわからない・・・と思い、
普段は完璧な美少女を演じているのですが、
自分の本音をロシア語でボソッとつぶやく美少女と
ロシア語がわかり、彼女の言葉に
ニヤニヤを隠せない男子生徒の
ちょっと変わったラブコメになっています。

アリサは言葉がわかっていないだろう・・・と思い、
久世はわかっていても顔にださないように・・・と、
お互いの事を意識しながらも、
すれ違った感じで描かれているのが
ちょっとツボにはまる作品ですので
気になった方は読んでみてください。

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倉地千尋さんの作品『おっちょこドジおねえさん』（講談社）

書店でアルバイトしている
女子大生の土尻なほが気になって
店に通うようになった高校生の直樹は
ある日、決意をして告白することに・・・

レジで「連絡先を教えてください」と伝えた直樹に
「勤務中なので・・・」とかわすなほ。
完全にフラれた・・・と思い店を出た直樹なのですが、
袋に入っていた本が買った本と違っていたのです。

中身の本を見ると
「余裕あるデキる女になるために」というタイトルで
付箋がたくさんつけてあったのです。
そう、これはなほの私物の本だったのです。

慌てて直樹が買った本を手に
探しに来たなほなに対し、
チャンスが欲しい・・・とデートを申し込む直樹に
年下をあしらうような言葉で
仕方なく連絡先を教えることにしたなほ。

こうして２人は付き合うことになるのですが、
↑の本を間違ったことからわかるように、
なほは超がつくほどドジっ子だったのです。

デートの度にできる女を演じるなほなのですが、
毎回、とんでもないドジをするんです。
容姿も可愛いのですが、
ドジをする姿も可愛い・・・
そんなドジなお姉さんを描いた作品です。

ポンコツな女の子が好きな人は
絶対にハマる作品ですので
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