漫画があればいいのだ！

中武士竜さんの作品『十字架のろくにん』（講談社）

小学６年生の漆間俊は「実験体Ａ」と名付けられ
同級生の５人からいじめを受ける毎日・・・
地獄のような日々が続いているのですが、
兄想いの弟と子供を守る両親が救いとなり
なんとか生きていけると思っていました。

この日もいじめが続き、
両親と弟の乗った車が走っているところに
俊を崖から突き落とし轢かそう・・・とするのですが、
母親がとっさにハンドルを切り、
俊は助かったものの車は崖の下に転落してしまうんです。

そして両親は事故死してしまい、
弟は全身火傷で寝た切りの症状に・・・

俊は祖父の家に引き取られることになったのですけど、
ここで祖父が第二次世界大戦中、日本の秘密部隊に所属しており、
人の殺し方を叩きこまれており、
両親の事故のことを祖父に話し、
人の殺し方を伝授されることになるんです。

年月は流れ、俊が高校に入学し、
ここで再びいじめていた２人と同級生になり
復讐を始めるんです・・・

・・・といった感じで復讐する少年を描いた
サスペンス作品になっています。

祖父から殺しを伝授されるも、
相手が改心していたら殺さないという約束をしており、
この５人が本当に改心しているのか見極めながら
復讐していくのですが・・・

ただの復讐劇だけでなく、
俊は人間らしさも持っており優しい面もあったりし、
引き付けられるストーリーになっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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