漫画があればいいのだ！

樋野貴浩さんの作品『キングボトム』（講談社）

高校１年の黒羽ハネルは
スクールカーストでも最底辺にランク付けされており、
同じようなランクの友達と共に
いじめられっ子にイジメにあっていました。

そんな３人なのですが、
唯一の楽しみが体育館が覗ける小窓から
女子の体操を見るのが楽しみだったのです。

しかし、覗いていることをいじめられっ子に知られ、
無理やり体操の跳馬を回転しながら跳ぶように
命令されるんです。

初心者には無理なこととはわかっていても、
やらなければ更なるイジメに合う・・・とおもったハネルは
底辺の意地を見せる・・・と言いながら
跳ぶことを決意しました。

そして、前転しながら跳ぶローチェという技をしたんです。
（ハネルは無我夢中で技なんて知らずに＾＾；）

着地は失敗したものの、
何とか跳べたことにいじめっ子は退却するのですけど、
それを見ていた女子体操部で同じクラスの藤咲光が
体操部に入ることを勧めてきたんです。

ここから体操ド素人のハネルが
スクールカーストの最底辺の意地として
上を目指して頑張る・・・という
体操漫画になっています。

ハネルは体操初心者なんですけど、
ジャンプ力がすごかったり、
体の使い方が上手かったりと、
意外な能力を持っており、
出される課題をクリアしていくんです。

ちょっと陰湿なイジメなどが描かれているのですが、
なんか昭和なスポコン漫画のイメージがあり、
かなりアツい作品になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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著者：山岸菜さん 監修：水鳥寿思さんの作品『ムーンランド』（集英社）

運動音痴だった天原満月は
体操の練習風景を見るのが好きで
毎日のように見に行っていました。

そこへ体操クラブで練習をしていた柴田周一郎が
見てるだけじゃなく、一緒にしてみよう・・・と
誘って体操を始めるようになってから６年。
２人は中学３年生になり、
最後の試合へと出場することになりました。

周一郎は練習の成果が出せると楽しみにしていたのですが、
満月は自分の体を思い通りに動かせることを
楽しみに練習してきただけなので、
試合には全く興味がありませんでした。

でも、そこで強豪体操クラブに所属している堂ヶ瀬朔良の
演技を目の当たりにし、
自分の理想に近い身体の動きをしていたので、
朔良を追って同じ高校へと進学することにしたんです。

朔良は体操界のトップを目指すため・・・
満月は自分の理想を追求するため・・・
まったく違った思いで体操をするのですが、
体操は個人戦もあるのですけど、団体戦もあり、
団体戦に出場し上を目指すことになるのですが・・・

・・・といった感じで描かれる
本格的体操漫画になっています。

野球やサッカーなどと違って、
体操・・・ってあまり漫画にはなっていないのですけど、
オリンピックの種目にもあるぐらい、
アツいスポーツなんですよね。

個人的に体操は大好きなのですが、
個人戦ではなく、団体戦での体操をメインに描かれており、
かなりアツい作品になっていますので、
興味がある方はチェックしてみてください。

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著者：菊池洋之さん 監修：内村航平さんの作品
『ＴＨＥ ＳＨＯＷＭＡＮ』（小学館）

『ガンバ！ Ｆｌｙ ｈｉｇｈ』の菊池洋之さんが
今回は内村航平さんの監修のもと描かれる
新たな本格的な体操漫画が始まりました。

『ガンバ！ Ｆｌｙ ｈｉｇｈ』では体操音痴の主人公が
体操を始めるところから始まるんですけど、
『ＴＨＥ ＳＨＯＷＭＡＮ』では中高生たちの選手を
集めた合宿から話が始まり、
次世代の選手たちのアツき生き残りが描かれ
最初から本格的な体操から始まりますので
体操好きの人もじれったくなく読めるようになっています。

また、絶対王者として大和公平という
現在の体操界をそのまま描いている感じで、
どんな選手が育つのかワクワクしながら楽しめますので
気になった方はチェックしてみてください。

もうすぐ東京五輪が開催されるので、
この作品も人気になって、
体操王国といわれた日本の体操を
盛り上げてもらいたいです。

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