漫画があればいいのだ！

冬野ケイさんの作品『お兄ちゃんは背が小さい』（角川書店）

テストはだいたい平均点・・・
体育も５段階評価で３・・・
特別美人でもなく、家柄がいいわけでもなく・・・
そんな超普通な女子中学生の天野サツキは
何か特別なことに憧れていました。

そんなある日、出張に出ていた父親から
「再婚する」という電話がありました。
いきなりの言葉に戸惑うサツキだったのですが、
再婚相手に息子がいて兄ができることに
（写真が送られてきてイケメンだと知ります）
ちょっと喜ぶんです。

それも週末にやってくる・・・ということで、
ワクワクしながら待っていると、
その日に宅急便が届き、中を開けてみると、
小さな人間が入っていたんです。

そう、父親の再婚相手は少し変わった民族で
背が小さかったのです。
（ティッシュ箱で寝るぐらいの大きさなんです）

急にできた小さな兄に戸惑うサツキと
マイペースで暮らす兄のハルとの
同居を描いたドタバタコメディになっています。

サツキは昔から兄が欲しいと思っていたこともあり、
少女漫画のような展開を期待していたのですが、
現れた兄は背が小さくその夢も壊れてしまうのですが、
なんだかんだと仲良く暮らしているので、
これはこれでありなのかもと・・・

ちょっと変わった兄妹ものの作品になっていますが、
楽しく読めますので気になった方はチェックしてみてください。



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