漫画があればいいのだ！

原作：君塚力さん 作画：日丘円さんの作品『いじめるアイツが悪いのか、いじめられた僕が悪いのか？』（スクエニ）

中学時代にいじめを受けていた相沢優一は
今は中学校の教師となっていました。

中学卒業から２０年経って同窓会が開かれたのですが、
そこにはいじめていた側の人間も参加しており、
普通ならいじめをうけていた人間は参加しないと思われるのに
相沢は同窓会に参加したんです。

いじめた側や見て見ぬふりをしていた元同級生たちは
今の暮らしを守りたいがために
あの時のことを謝ってきたのです。

そして、いじめの元凶だった鈴木も
会えてうれしい・・・といいながらも
「いじめられる方に原因がある」と
自分を正当化させようとしていたのです。

同窓会は何事もなく終わったのですが、
相沢の受け持つクラスに
いじめの元凶だった鈴木の娘がいて、
誰かから陰湿ないじめを受けていたのです。

・・・といった感じで
イジメられていた人物が教師になり、
イジメの元凶だった人物の娘に仕返しする
ちょっと陰湿なサスペンス作品になっています。

復讐・・・という形で
いじめた側を精神的に追い込んでいく作品になっており、
ドラマなんかになったら面白いのでは・・・
って思える内容になっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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君塚力さんの作品『妖怪の賃貸事情』（スクエニ）

就活１６連敗の末に不動産の営業職の内定を
やっとつかむことができた田辺優一（主人公）は
仕事の初日にこの不動産屋のことを初めて知ります。

実はこの不動産屋は妖怪に部屋を紹介する
とんでもないところだったのです。

地方では過疎化がが進み、
妖怪も上京する世の中になり、
それを知らず入社した田辺なのですが、
長かった就活の末にやっとつかんだものだから
辞めるに辞められずここで働くことに・・・

最近では妖怪モノの作品が多くなってきているのですが、
妖怪ならではの居住事情や条件探しなどに奮闘する田辺などを
コメディタッチで描かれており、
笑わせていただきました。

メジャーな妖怪からマニアックな妖怪まで登場しているので、
妖怪好きの人には楽しめる作品になっています。

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