漫画があればいいのだ！

喜国雅彦さんの作品『今宵は誰と －小説の中の女たち－』（双葉社）

この作品なのですが、
文学小説に登場する女性たちを
喜国雅彦さんの解釈で描く
独特な作品になっています。

東京の金属加工機器の販売会社に勤める加藤春夫は
転勤により福島支店に配属になるのですが、
会社が用意したアパートに引っ越しはしたものの、
テレビもWi-Fiも、何もない部屋で
夜をどう過ごそうか・・・なんて思っていると
前の人が置いていった小説を見つけ
時間つぶしに読むことに・・・

久しぶりに読む小説の世界に入り込んだまま寝てしまい、
この小説（阿部公房の『砂の女』）に登場する女性が
夢に出てきたのです。

自分ならこの女性とどう接するのか・・・
なんてのを喜国雅彦さんらしい解釈で描かれています。

こういった表現が適切なのかどうかわからないのですが、
エロ面白く描かれており、
文学小説などに触れていない人が読んだら
元の作品を読んでみたくなる・・・
そんな話になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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喜国雅彦さんの作品『ラストシーンは崖のうえ』（講談社）

サスペンスドラマなどで
かならずと言っていいほど１度は登場する崖のシーン。

犯人が追い詰められたり・・・
犯人が誰かを突き落したり・・・
または自殺をはかったり・・・
などなど、様々な形で崖のシーンがでてきます。

この作品では、崖を舞台に
笑いあり、悲しみあり、悲劇があり・・・と
ドラマチック・・・？な
ショートショートな短編集になっています。

まぁ、喜国雅彦さんの作品なので、
シリアスな展開・・・というのは無理なわけで＾＾；
ほとんどがギャグとして笑える話が多いので
気楽に読める作品となっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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喜国雅彦さんの作品『傷だらけの天使たち』（小学館）

喜国雅彦さんの初期作品であり、
喜国ワールドはここから始まった
といっても過言ではない作品です。

この作品なのですが、
青年誌の作品をほとんど読んだこと無かった頃に、
なにげなしに読んで見事にはまりました。

ちょっと下品ながらも
うなずいてしまうような共感も持てる作品で、
この頃から少年漫画から青年漫画の面白さに
ハマっていったキッカケをもらった作品です。

今も喜国さんの作品は読んでいるのですけど、
『傷だらけの天使たち』以上の作品に
出会えてないのが残念なんですよね・・・

この頃の喜国ワールド作品を
もう一度読んでみたいです。

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