漫画があればいいのだ！

小川亮さんの作品『私人警察』（講談社）

警察官だった麻木蓮二は
妻と子供をストーカーに殺されたことにより、
警察を退職し、ストーカー専門の
護衛＆逮捕する私人警察になりました。

刑事訴訟法第213条の
警察じゃなくても現行犯だと逮捕できる
「私人逮捕」でストーカーを逮捕するんですが、
依頼人も危険にあい、自分も傷つきながらも
ストーカーを追い詰める・・・
そんな作品になっています。

今も多くの人が悩んでいるストーカー問題。
殺人や傷害の事件などもよくニュースでみかけます。

悩んでいる人にとっては
警察じゃなくても助けてほしい・・・
そういった思いが作品内から伝わってきます。

内容はかなり過激なことをしていますが、
ストーカーが無くならないかぎり、
麻木は依頼者を守り続けるのかも・・・

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原作：大部慧史さん 作画：小川亮さんの作品『赤橙』（講談社）

この作品の始まりは、
天才高校生の黒星潤（主人公）が逮捕に協力した
凶悪殺人鬼の大瓦ユウキが脱走するところから始まります。

大瓦は潤に復讐・・・しようとするのですが、
潤の内にある何か禍々しいものが、
連続殺人を犯している自分と同じニオイを感じており、
次なる殺人のターゲットとして狙いをつけます。

そして、潤が住む屋敷へとくるのですが・・・
ここでとんでもない事件が起こります。

これを書いてしまうとかなりネタバレになるので、
あらすじはこの辺で・・・

・・・で、この作品の主人公の潤は
頭が切れるだけでなく、
大瓦も感じたように、
潤の内には禍々しい怪物が棲んでおり、
この事件によりその怪物が目をさますわけです。

天才でありながら凶暴性のある怪物が目覚めた潤は
この後もとんでもないことをしていくという、
ハラハラドキドキのバイオレンスサスペンス作品です。

今後、潤と警察との駆け引きが
どのようになるか、すごく楽しみです。

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