漫画があればいいのだ！

著者：葉月京さん 協力：折笠りょこさんの作品『去る者は日々に疎し』（秋田書店）

仏壇屋に勤務する弓削命は
人の死の匂いを感じ取る・・・特殊な能力を持っていました。

若かりし日、付き合っていた彼女から
甘ったるい匂いがしているのに気づいていて、
数日後、彼女が死んでしまったのです。

その後も親戚のおばさんに同じような匂いがしていて、
不思議におもっていると数日後に死んでしまい・・・
あの匂いが死ぬ前に放つものだと知ったのです。

ただ、その死が今日なのか、明日なのか、
数ヵ月後なのか・・・そこまではわからず、
命にはどうすることも出来ないでいたんです。

そんなある日、墓地で死の匂いがする女性と出会い、
思わず声をかけてしまったのです。
あとからわかるのですが、この女性（妻夫木希望）は
墓地で死のうとしていたらしく、
偶然にもそれを止めたんです。

希望はＡＶ女優をしており、
事務所に拾われてからは社長命令で働かされており、
そのこともあまり好きではなく、
大好きな祖母が亡くなったから自分も死のうと思っていたらしく・・・

命は彼女の死に気づけなくて
それをずっと抱え込んでおり、
人を愛せないようになってしまっており・・・

こんな出会いから
２人は妙な関わり合いを持つことに・・・

命は人の死の匂いを感じることが出来るのですが、
希望も人に憑いた霊を視ることが出来る能力を持っており、
命にたくさんの霊が憑いていることをしるんです。

「死」に関する特殊な能力を持つ２人の
ラブストーリーになっています。

希望がＡＶ女優・・・というのが
葉月京さんらしい作品だと思いましたが、
引きこまれる世界観になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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