漫画があればいいのだ！

内田麻美さんの作品『アンパンメン 明治起業家譚』（メディアファクトリー）

小さなベンチャー企業の社長の相川コウジは
投資家から見放されてしまい、
まわりの仲間に差をつけられた・・・
なんて悩んでいるときに、
トラックにはねられてしまうのですが、
次に気がついたときには明治時代に
タイムスリップしていたのです。

そこで知り合った木村安兵衛と一緒に牛鍋をつつき、
意気投合？（相川自身はそうは思っていないようですが＾＾；）したところ、
近くの店が火事になり、
そこで逃げ遅れていた外国人を助けることに・・・

助けてもらったお礼に・・・と、
外国人住宅区に連れてこられ
おもてなしをされることになるんです。

そこで出会ったパンに魅了された木村安兵衛と一緒に
パンを作って販売する・・・という、
ちょっと変わったグルメ作品になっています。

もともとベンチャー企業を立ち上げるほどで
外国語も堪能な相川が、
起業家としてのノウハウを生かしながら
明治時代で生き抜いていくのですけど、
ただのパン屋を作るだけでなく、
明治時代の食材などを利用して起業する展開は
こんなことを言ったら失礼になるのですが、
思っていた以上に面白い作品になっていました。

ちょっと変わったグルメ漫画になっていますけど、
気になった方はチェックしてみてください。

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石川秀幸さんの作品『夜明け後の静』（集英社）

明治維新まで武家の娘として
プライド高く育てられた小此木静なのですが、
明治時代を迎え、武家の権威は失墜してしまいました。

そんな時代に日本初の女学校に入学した静なのですが、
旧時代の価値観で生きているため、
平民たちの暮らしとはズレがでてしまうんです。

プライドが高いからこそ、
なかなか引けない部分もあり、
そういった部分をコメディタッチで描いた
明治時代の作品になっています。

明治時代では巨乳は恥ずかしいことのようで、
巨乳を隠すために晒しをまいていたり、
洋服に興味があり隠れて着たり・・・
プライドが邪魔して素直になれないところが
とても可愛く描かれていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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