漫画があればいいのだ！

原作：星乃司機さん 作画：村下玖臓さんの作品『グループチャット オブ ザ デッド』（集英社）

高校時代、文化祭のクラスの実行委員７人が
グループチャットを始めて連絡をしていました。

それから数年後、みんなが集まることになったのですが、
その場に集まってきたのは８人だったのです。

その場にいる全員が最初は７人だったはずなのに・・・
と思うのですが、もしかして８人だったのを
勘違いしているだけなのかも・・・
なんて言い出す仲間もいたり、違和感を抱くものも・・・

そして、この中の１人が
メッセージアプリのグループチャットで
ある日、メンバーが１人増えているのに気づいたら
メンバーが１人、１人・・・と減っていく・・・
消える・・・あるいは、死ぬ」
ということを話し出したのです。

集まったみんなは怖がるのですが、
この中の１人がみんなの目の前で事故に遭い
死んでしまうんです。

これは偶然なのか・・・それとも・・・

といった感じで始まる
ホラーサスペンス系の作品です。

死んだ仲間の葬儀が終わった後に、
グループチャットに死んだ人物から
メッセージが送られてきて、
残った仲間の中に増えた１人がいて、
その人物を探すように伝えてくるんです。

残されたメンバーたちは疑心暗鬼になり、
増えた１人を探し出そうと動きだすのですが、
１人、また１人・・・と死んでいくんです。

果たしてどのような結果が待ち受けているのか・・・
気になる方は読んでみてください。

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村下玖臓さんの作品『イジメカエシ。－復讐の３１－』（スクエニ）

カレンダーになぞらえて３１人の女の子で構成した
超人気アイドルグループ「カランドリエ」に所属する３１。

カランドリエに所属するメンバーは
カレンダーと同じように１～３１番まで
数字の愛称で呼ばれていて
その中で一番下？の３１は
他のメンバーからいじめにあっていたんです。

このことを事務所のプロデューサーに伝えても
「君は頭数合わせの３１なんだから」と
ただの駒としか思っていなかったんです。

そんなある日、いじめに耐えかねた３１は
いじめている相手に反撃し、殺してしまうんです。

人を殺す快感を覚えてしまった３１は
次々に自分をいじめているメンバーに
復讐をはじめることに・・・

・・・といった感じで描かれる
アイドルグループ内での
いじめにたいする復讐を描いた作品になっています。

可愛いタッチで描かれる絵なのですが、
殺人シーンなどはちょっとグロテスクに描かれ、
そのギャップがなんとも言えなく
次はどんな復讐のしかたをするのか・・・
などと気になる感じで描かれていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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村下玖臓さんの作品『悪食王』（メディアワークス）

気弱な高校生の小松ユーリは
いつもカレン（姉）に守られてばかりいました。

ある雨の日、２人が歩いていると、
カレンが快楽殺人犯（通称 傘立て）に襲われ、
殺されてしまうんです。

一人残されたユーリなのですが、
雨の日にカレンとそっくりな女性と出会うんです。

その後、刑事に事件のことを話しているときに、
この刑事が自分が快楽殺人犯の傘立てだといい、
ユーリを殺そうとするのですが、
その時にカレンとそっくりな女性が
助けに入ってくれたんです。

この女性と傘立てとの交戦中に
ユーリは殺されてしまうのですが、
女性（悪食王）により蘇ることに・・・

悪食王とは欲望に満ちて悪道に落ちた人間を
食べる（キャンディに換えて食べる）という
悪を糧に生きる人ならざる者で、
ユーリを下部にし、更なる悪人を探す・・・
といった感じの作品になっています。

悪人の欲望で味が変わる・・・という
設定はかなり面白かったのですが、
２巻で完結してしまってました・・・

個人的には面白い・・・って思ったのに、
ちょっと残念な作品です。

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