漫画があればいいのだ！

森山大輔さんの作品『家族遊欺』（少年画報社）

特殊詐欺グループから抜け出し追われる家出少女は
ゴミ捨て場に隠れていたのですが、
見つかるか・・・と思われた瞬間に
酔っ払いの老人がそこで戻してしまい、
追手は遠ざかっていきました。

追われている少女がここにいるのがわかっていたかのように
救いの手をだしたこの老人（平治）は
この少女を自分の家に連れて帰ることに・・・

そして朝を迎えると、
連れて帰ってきたことすら忘れた平治以外にも
（前日の様子とは違い完全にボケ老人の姿に＾＾；）
息子の嫁と名乗る妊娠中を偽るもも（仮）と
女なのに男装をしたももの息子のりんご（仮）と
食事をすることに・・・

どうやらボケた老人のために
血の繋がらない２人と一緒に暮らしている
訳ありの家族の中に
この少女がかりん（仮）と呼ばれるようになり、
暮らすことになるんです。

しかし、この老人なのですが、
普段はボケているのですが、
酒が入ったりするとまるで別人になり、
犯罪集団（詐欺集団）などを追い詰める
詐欺討ちということをしていたのです。

昔は闇の組織にいたようで、
今までの罪滅ぼしのように
詐欺討ちをして警察に通報しているようなのですが、
もも、りんごと一緒にかりんも協力することになるんです。

・・・といった感じで描かれる
クライムアクション系作品になっています。

この作品なのですが、
ナンバリングもなく、１巻で終わっているようなんです。

設定もよく、もう少し話を膨らませれば
もっと続けられるのでは・・・
なんて思えるような作品なので
もったいないような気が・・・

・・・といった作品ですので
気になる方はチェックしてみてください。

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