漫画があればいいのだ！

原作：渡邊ダイスケさん 作画：永田諒さんの作品『園田の歌』（少年画報社）

この作品なのですが、
『善悪の屑』『外道の歌』に登場している
練馬区の殺人鬼こと園田夢二を主人公にした
スピンオフ作品になっています。

本編では鴨ノ目たち（カモ側の人間）から
追われる身の園田なのですが、
スピンオフのこの作品では
本編から６年前にさかのぼり、
園田が大学時代で漫画研究会に入り
ここで自分と同じ殺人鬼の近野智夏と出会います。

２人とも同じような快楽殺人鬼で、
どことなく似ているのですが、
漫画研究会の合宿で事件がおこるのですが・・・

・・・といった感じで描かれる
サスペンス作品になっています。

本編と同じような雰囲気の作品なのですが、
今回は殺人鬼の視点で描かれており、
また違った感じで楽しめますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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原作：川上真司さん 作画：永田諒さんの作品
『ＤＥＬＥＴＥ』（講談社）

増え続ける受刑者たちを収容するために
全国で少しでも余裕のある場所をさがして、
収容改善のために異動が行われており、
この作品の舞台である「根室刑務所」は
頻繁的に受刑者の入れ替わりが行われていました。

そこに殺人の罪で収容された東杜雄（主人公）は
愛する妹のもとへ戻るため、
何事にも堪え、刑期をまっとうするつもりでいました。

そんなある日、別の刑務所に異動を言い渡されました。
そこでは「刑務」を１つだけこなせば自由になれる・・・
そう言われ送り込まれた場所で待っていたのは
相手チームを全滅させるというサバイバルゲームでした。

そのサバイバルゲームで１人を殺すごとに、
刑期が１年短くなる・・・というルールが設けられており、
東はこの非道な刑務を受け入れ、
そして出ることができるのか・・・

・・・といった内容なのですけど、
先がどうなるかどうか全くわからない
サバイバルゲームで、
かなりクセのある人物なども登場し、
一気にこの世界に引き込まれてしまいました。

ちょっとグロテスクな描写もあるのですけど、
人間同士の醜さなども見え隠れするので、
そういった作品が好きな方は読んでみてください。

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