漫画があればいいのだ！

江戸川エドガワさんの作品『人間消失』（講談社）

三密、ソーシャルディスタンス、マスク警察・・・
感染症が蔓延する世界（コロナ禍のような感じ）で
父親の会社の経営が危機になっていたり、
ソーシャルディスタンスなんて関係ないような
電車に乗らなきゃいけない状態などで
ストレスが溜まっていたのか、
高校生の浜田誠は心の中で
「お前ら 全員 消えてなくなれよ！」と叫ぶんです。

その日の学校で進路希望調査を出していない
浜田誠、安井輝夫、田畑靖、松岡綾香の４人が
教室に残された状態で、
窓から突風が入ってきたあと、
いくら待っても担任が現れないので
待ちきれなく綾香が先に帰ってしまい、
その後に続き他の３人も教室を出て行くんです。

そこに綾香が学校に戻ってきて
街から人が消えてしまった・・・と
外の様子を伝えてきたのです。

他に残った人間がいるか
探しに学校の外へ出てみるのですが、
今、人間がしていたかの如くのような形跡をそのまま
人間だけがいなくなっていることに気づくんです。

・・・といった感じで
残された４人だけがサバイバルする作品になっています。

いったい、この世界で何が起こったのか・・・
生き残っているのはこの４人だけなのか・・・
まだまだ謎が残される作品で
男と女の性別、考え方や生き方も違う４人なので、
衝突もあったりするのですが
興味をひく内容になっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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江戸川エドガワさんの作品『寄生列島』（講談社）

離婚を機に東京から花山島という離島で
暮らすことになった女子高生の千堂千尋と
診療所を営む父親。

しかし、この島では外から移り住んだ者に対して
露骨な部外者差別が行われていたんです。

島特有の風習だと我慢していたのですが、
ある日、殺人事件が起こるんです。

これがきっかけで
千堂親子にさらなる風当たりが強くなるだけでなく、
島の住人たちが謎の儀式をしているのを知ることに・・・

そして島の外では花山島での
感染症なるものの存在が明らかになってき、
島への渡航が禁止され研究員の男がやってきたのです。

・・・といった感じで
封鎖された島で欲望のままに暴走する人々を描いた
バイオ？サスペンス系の作品になっています。

最初は島特有の風習・・・ぐらいに感じていたのですけど、
感染？寄生により人々の狂気が描かれており、
どういった展開になっていくか
すごく興味を引く作品になっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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原作：押川雲太朗さん 作画：江戸川エドガワさんの作品
『デスペナ』（講談社）

高校中退後に単身ラスベガスに渡り活躍する
ギャンブラーの柏木京一（主人公）は
取材と称して近づいてきたライターの誘いで
日本に帰国し、ホテルで眠った後、次に目を覚ましたときには
体を拘束サれた状態で狭い室内に監禁されていました。

目の前にはゲーム画面のモニターがあり、室内の放送で、
日本最高のギャンブラー１０人によるゲームが始まると告げられ
ここから命をかけたゲームが始まります。

この作品なのですが、
ゲームに負けていった人間の死に様が
かなりグロテスクに描かれているのですけど、
ギャンブラーの心理描写が上手く描かれており、
ストーリーそのものもかなりよく出来ていて、
個人的にハマっていました。

でも、あまり受け入れられなかったのでしょうね、
３巻で１部完という形で終了してしまい、
その後、再開されていないのはちょっと残念です。

ギャンブルものの漫画が好き・・・って言う人なら
多分、はまる内容となっていますので、
巻数は少ないですけど、
気になる方はチェックしてみてください。

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原作：葛西竜哉さん 作画：江戸川エドガワさんの作品
『生贄投票』（講談社）

私立柳沢高校に通う２年Ｃ組の今治美奈都（ヒロイン）が
自宅でスマホをいじっていると
突然「生贄投票」というアプリが作動しました。

その画面にはクラス全員の名前が書いてあり、
投票で選ばれた“生贄”には
２４時間以内に“社会的死”を与える・・・
そのようなゲームが始まりました。

最初は悪戯だと思っていたのですが、
クラス全員に同じアプリが送られており、
これにより選ばれた“生贄”は
誰が撮ったかわからない動画が拡散され、
学校へは来ることができない・・・
外にも出ることができない・・・
まさに社会的死が与えられました。

このアプリなのですが、
以前、クラスの担任で自殺してしまった
「二階堂ありさの呪い」として送られたもだったのです。

この「生贄投票」のアプリにより、
クラス全員が疑心暗鬼になっていきます。

この作品なのですが、
アプリを使って人間の心理を巧に操る
心理描写がよく描かれておりハマってしまいました。

ただ、サクサクと退場者が出ているのと、
２巻から真相が語られる感じで、
結構早く終わってしまうのではないかと・・・
勝手に想像しています。

とはいえ、よく出来ているストーリーなので、
サスペンス好きな人におすすめします。

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