漫画があればいいのだ！

浅野いにおさんの作品『勇者たち』（小学館）

この作品なのですが、
種族、姿形をした様々な勇者たちが集まり、
暗黒に魅了され体を奪われたものを倒したところから
話が始まります。

冒険が終わり、暗黒に魅了された者を埋葬し、
それぞれがそれぞれの地に帰ることになるのですが、
その時に、絆、嫉妬、悲しみ・・・などを
勇者たちが打ち明け、その心に付け込んだ
暗黒の魂が蘇るんです。

そして再び暗黒に魅了された者を倒す・・・
その繰り返しが続く、
ちょっと変わった作品になっています。

パーティが１人、また１人・・・と
暗黒に魅了され倒されていくのですが、
ラストがどうなるのか・・・
すごく気になる作品になっています。

ラストなのですが、
まさか、こんな形で終わるなんて・・・
という終わり方をしていますので、
気になる方は自分の目で確かめてください。

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浅野いにおさんの作品『ソラニン』（小学館）

社会人２年めの井上芽衣子は、
将来に希望を感じられずにいて、
社会や大人に対して不平不満がつのり会社をやめてしまいます。

そんな芽衣子と同棲している種田成男は
デザイン事務所でバイトをしつつ大学時代のバンド仲間と
細々とバンド活動を続けており、
こちらも先の見えない生活を続けているのですが、
芽衣子の「バンドをやってほしい」という言葉に
バイトを辞めて、バンド活動に集中することになります。

そんなある日、デモＣＤを送ったレコード会社の１社から反応があるのですが、
バックバンドとしてやってほしいということだったので、
それをことわって、種田は再びデザイン事務所で始めます。
そんな矢先に種田がバイク事故を起こし他界してしまいます・・・

あらすじはこのような感じなのですが、
映画になったほどの本当に感動するストーリーで、
誰もが１度は諦めてた夢を追いかけたくなるような
気持ちにさせてくれるような作品で、
読んだことのない人には読んでもらいたい作品です。

全２巻で本当に映画をみているような感覚で
サクッと読めるので、オススメします。

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浅野いにおさんの作品『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』（小学館）

突如、侵略者の巨大な空母が東京へとやってきて、
世界が終わりを迎えるかに思えたのですが・・・
それから３年の月日が経ったものの、
大きな円盤は空に浮かんでいるのですが、
あれから変わらない日々が続いています。

ちょっと変わったＳＦ作品で、
いつ、何時、何が起こるかわからない中、
普通に生活している姿が印象にのこる作品で、
どうなるかわからないからこそ、
気になって引き込まれてしまったんでしょうね。

浅野いにおさんの作品は
今までも何作か読ませていただいてはいるものの、
１度読んで全てがわかるという作品はなく、
何度も読み返して、伝わってくる事が多く、
この作品もそのような感じです。

新刊が出る度に最初から読み返しているのですが、
まだ、先が予想が出来ず、
なんかモヤモヤしながら新刊がでるのを
楽しみに待っている感じになっています。

こんな不思議な感じを味わいたい方は、
読んでみるのもいいかもしれませんよ。

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