漫画があればいいのだ！

原作：小森陽一さん 作画：畑優以さんの作品
『ふしぎの国の波平さん』（集英社）

日本最大のアミューズメントパーク
「東京ドリームランド」でアルバイトをしていて、
正社員として働くことを夢見ていた
波平久瑠美なのですが、正社員として雇ってもらえず、
大学卒業と同時に夢が破れてしまいました。

失意のもとに就職した会社から命じられたのは
九州のとあるローカル遊園地での勤務でした。

この遊園地はド田舎にあるだけでなく経営不振気味、
上司もかなり変わった人間も多い中、
新入社員歓迎会の席で
この遊園地（東洋スーパーワンダーランド）を
“夢の国”に変えると豪語するんです。

そして「イベント企画課」に配属され、
少ない予算の中から遊園地を立て直していく・・・
というストーリーになっています。

ドリームランドでアルバイトしていた経験を活かし、
癖のある上司や先輩と言い争いながらも
少しずつワンダーランドが盛り上がっていく様子は
読んでいて楽しいです。

アミューズメントパークって
ＣＭなどが流れている大きなところばかりに
お客さんを取られてしまい、
地方にある小さなところは寂れているんですよね。

アミューズメントパークの現状を変えたい・・・
そんな熱意が伝わってくる作品になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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