漫画があればいいのだ！

荒巻美由希さんの作品『クモノイト ～蟲の怨返し～』（双葉社）

大学受験に失敗し
親からの仕送りで暮らす浪人生の恩田忠義。

ある日、忠義を訪ねて１人の女の子がやってきます。
小学生の同級生らしいのですが、
名前を思い出せず・・・
しかし、小学生の頃の自分を知っているようで、
話をしていると、昔の恩返しがしたい・・・
と言い出したのです。

別の部屋で待っているよう言われた忠義は
ちょっと期待などをしたりしており、
呼ばれてすぐに部屋に入ると
そこには巨大なムカデがハサミを持っていたのです・・・

ここで初めて小学生の頃に
ムカデをハサミを半分にしたことを思い出し、
その復讐として現れたのだと気づきました。

部屋の外にでて助けをもとめるのですが、
こんなことを人に言ったとしても
信じてもらえるわけではなく・・・
恐々と部屋に戻るとムカデはいませんでした。

・・・といった感じで
子供の頃に残虐に殺した虫たちが女の子の姿になり
次々に恩返し（怨返し）として現れる
ホラー作品になっています。

この作品・・・かなりリアルに虫が描かれており、
虫が苦手な人にはかなり厳しい作品になっていますが、
引き込まれるストーリーになっており、
虫が平気な人には楽しんで読める作品になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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原作：坂口いくさん 作画：荒巻美由希さんの作品
『時忘の捨姫 －時緒縁起譚－』（小学館）

平安時代末期の異能の僧といわれた
西行を祖先に持つ高校生の佐藤武清は
修学旅行中に立ち寄った高野山の山の中で拾ったのは、
西行が屍から作り上げた少女でした。

その後、時緒と一緒に暮らすことになったのですが、
奇妙なことに巻き込まれたりします。

ちょっとホラー要素の強い作品なのですが、
興味深い作品なので読み続けましたが、
全３巻と手頃な冊数なので読んでみるのもいいかと・・・

実は、この作品なのですが、
原作が坂口いくさんということで読み始めました。

僕の中で坂口いくさんといえば『闇狩人』のイメージが強く、
現代の「必殺仕事人」といった感じの作品で、
すごく好きだったんですよね。

個人的には『闇狩人』を原作が坂口いくさんで
他の方が作画を担当して
続編を描いてくれないかなぁ～

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