琥珀の貴女 【著者：東河みそ】

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東河みそさんの作品『琥珀の貴女』（エンターブレイン）

この作品なのですが、
女性同士の恋愛を描いた
ちょっと大人な雰囲気を醸し出す短編集です。

レズビアン風俗嬢のリカは
交際していた女性に貯金を持って逃げられ
今日の仕事が終わったら死のうと考えていました。
しかし、最後に出会った女性の一途な思いを知り、
この女性にもう一度、指名してもらいたいがために
生きる決心をする・・・という『chandelier』。

７０歳の天才画家 志寿子に
ヌードモデルを依頼された英理子。
普段は女性風俗で働いているのですが、
年齢が３２歳で客離れしているのにイライラを募らせいたのですが、
志寿子が絵を描きながら話してくれていた言葉などに、
何かを感じるように・・・という『水際』。

などなど、一言ではあらわせない
ストーリーが描かれていました。

タイトルにある「琥珀」のように、
傷つきやすい宝石と女性の心を
上手いこと描いた感じの作品ばかりですので
興味ある方はチェックしてみてください。

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きんにゃいち少年の事件簿 【原作：天城征丸・さとうふみや 作画：佐藤友生】

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原作：天城征丸さん・さとうふみやさん 作画：佐藤友生さんの作品『きんにゃいち少年の事件簿』（講談社）

この作品なのですが、
『金田一少年の事件簿』のスピンオフで、
鬼奴島のツアーに参加した金田一と美雪が
事件を解決し、帰路についたのですが、
何故か２人は猫の姿になってしまったのです。

猫の姿になってしまったものの、
頭脳は人間のままで次々に起こる事件も
猫の姿で解決していくんです。

・・・といった感じで
猫になってしまった金田一少年を描いた
コメディサスペンス作品になっています。

猫になったのは金田一と美雪だけではなく、
明智警視やライバルの高遠も猫になって登場し、
事件は起こるもドタバタなコメディ要素が強く、
笑えて可愛い猫コメディとしても楽しめます。

ただ・・・原作を知らなくては楽しめない話なども
あったりしますので、
まずは原作を読んでからの方がいいかと・・・

まぁ、スピンオフ作品を読む人は
原作が好きな人だからそんな心配はいらないかな＾＾；

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クラスのアイドルは今日も推せない 【著者：荒木美咲】

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荒木美咲さんの作品『クラスのアイドルは今日も推せない』（エンターブレイン）

クラスのアイドル的存在の高山さんは
いつもみんなに注目されています。

自分に注目されているのはわかっているのですが、
それ以上に知ってもらいたい、
自分よりも見てもらいたい、
高山さんが推す女の子がいたのです。

いつも一緒にいる親友の花崎さんなのですが、
成績優秀、料理上手、気遣いなどもできて、
高山さんよりも完璧な女の子なのですが、
背も低く、地味な容姿なので、
目立つ高山さんと一緒にいるために
周りには気づかれないんです。

でも、自分以上に目立って欲しいと思う高山さんは
あの手、この手・・・と花崎さんを目立たそうとするのですが、
何をしても自分の方が目立ってしまい、
花崎さんは高山さんの陰に隠れてしまう感じに・・・

・・・といった感じで
推しにも目立って欲しいと思う女の子を描いた
コメディ作品です。

僕はクラスのアイドル的存在よりも
目立たない地味な女の子の方が好きなので、
普通に花崎さんの方が気になるけどなぁ～＾＾；

地味な女の子が好きなら
きっとハマるとおもいますので
気になった方は読んでみてください。

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カエルＤＸのオタ活日記 【著者：カエルＤＸ】

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カエルＤＸさんの作品『カエルＤＸのオタ活日記』（メディアファクトリー）

漫画家のカエルＤＸさんは
自分でも認めるかなりのオタクで
家賃を節約？する為に、仲間とシェアハウスを立ち上げ、
オタク費用に回すほど・・・＾＾；

この作品なのですが、
そんなカエルＤＸさんの日常・・・というか、
オタク生活をそのまま日記にした感じの作品です。

多分、オタクの人なら
カエルＤＸさんの気持ちがわかると思います。
・・・というか、オタクはみんなこんな感じですから＾＾；

ただ、この作品は
オタクしか通じないネタが多すぎて、
一般の人には楽しめないかも・・・
逆にオタクの人なら共感が持てて
カエルＤＸさんが好きになるかも・・・

そんな作品になっていますので
オタクの人は読んでみると
共感しつつ笑えると思いますよ。

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岸辺露伴ルーヴルへ行く 【著者：荒木飛呂彦】

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荒木飛呂彦さんの作品『岸辺露伴ルーヴルへ行く』（集英社）

この作品なのですが、
『ジョジョの奇妙な冒険』のパート４に登場した
岸部露伴を主人公にしたスピンオフ作品です。

岸部露伴が漫画家になる前の１７歳の頃、
母方の祖父母が旅館を経営しており、
祖父が亡くなったてから祖母が賃貸アパートとして貸出し、
そこで漫画家になるため執筆していた露伴。

このアパートは祖母がいろいろと制約をしていたため、
ほとんどガラガラだったのですが、
１人の女性が入居してきたのです。

最初、この女性（藤倉奈々瀬）には興味は無かったのですが、
編集者から女性のキャラが弱い・・・と、
勝手にモデルとして描いていたのを見つかってしまい、
そこから話すようになるんです。

すると奈々瀬から
「この世で「最も黒い絵」って知っている？」と聞かれるんです。
絵が黒い・・・というのもあるのですが、
「邪悪な絵」といっていい絵のことを・・・

その後、奈々瀬はアパートを出て行ってしまい、
戻ってこなくなってしまうのですが、
２７歳になり、その頃のことを思い出し、
ルーヴル美術館に買い取られた・・・という
「世界一黒い絵」の謎が気になり
ルーヴル美術館へ行くことに・・・

・・・といった感じで始まります。

映画化されることで話題になっている作品なのですが、
『ジョジョの奇妙な冒険』の作品のスピンオフだけあって、
ジョジョの世界観を壊すことなく描かれていました。

ネタバレはしたくないのでこれ以上書きませんが、
ジョジョ作品のファンであれば
納得いくストーリーになっていますので、
気になった方は読んでみてください。

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