漫画家とヤクザ 【著者：コダ】

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コダさんの作品『漫画家とヤクザ』（ブライト出版）

漫画家の木嶋累は締め切り直前に
同級生の八代という人物に書類にサインを頼まれました。

漫画家の締め切りというのはバタバタしていて、
それほど気にせずにサインしてしまったのは
ヤミ金の連帯保証人のサインだったのです。

そして八代という人物は姿をくらます事になり、
連帯保証人になった累の元へ取り立て屋（ヤクザ）やってきて、
代わりに600万円を返すよう言ってきたのです。

駆け出しの漫画家ということもあり
そんなお金なんて持っているわけでもなく・・・
そんな累にたいしてヤクザが
返済を待つ代わりにセックスをさせてくれるのならと言い出しました。

・・・といった感じで話が進んでいくのですが、
このヤクザ・・・意外にまともな人間で、
無期限無利子で返済を待つことに・・・

でも、毎晩のようにヤクザがやってきて、
累はセックスするのですが、
二人の距離が次第に近づいてくる・・・
そんな、ちょっと変わったラブコメ作品です。

内容からいって女性向けの作品なんですけど、
意外に純愛作品でハマってしまいました。

こんなラブコメもたまにはどうでしょうか？

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昭和のあの頃ぼくたちは小学生だった 【著者：かねこたかし 絵：紫慶忠】

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著者：さんかねこたかし 絵：紫慶忠さんの作品
『昭和のあの頃ぼくたちは小学生だった』（ディスカヴァー・トゥエンティワン）

この作品なのですが、
昭和の時代にはあたりまえにあったもの、
していたこと、遊びなどがイラストと文で書かれた
昭和を知っている人にとっては懐かしい書籍です。

一応、僕も昭和の時代を知っているので、
いくつか体験した・・・遊んだ・・・見た風景などが載っていて
すごく懐かしく感じました。

ここに載っているのは今では見られない・・・
そんなものなどもあり、
世の中は便利になったのはいいのですが、
忘れ去ってはいけないものまで忘れてしまっている感じがし、
こういった風景を残して行きたい・・・
そのようにも思える作品でした。

多分、僕よりも年齢が１周り、２周り上の人がこの作品を読むと、
「あの頃は貧しくてもよかったなぁ～」
なんて感情が湧いてくるかもしれないです。

昭和の時代を知っている人だけでなく、
昔はこんなんだったよ・・・と思える作品ですので、
今の若い人などにもこの書籍を読んでもらいたいですね。

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担当編集ボツ子さん 【著者：ひみつ】

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ひみつさんの作品『担当編集ボツ子さん』（芳文社）

子供の頃から漫画が大好きだった刺子愛（ヒロイン）は
社会人となり、宝分社に入社し
『月刊きらら』の編集部に配属されることになりました。

そして新人編集者として漫画家の担当になることになったのですが、
その漫画家というのが昔に読んでいた漫画の作者、山田一人だったのです。

この山田なのですが、売れない漫画家なのですが、
刺子は好きな漫画家だったので憧れをもっているんですけど、
現実にはストーリーもキャラもあまり良くはなく、
編集者としての立場で「ボツ」を言い渡すんです。

「ボツ」になっても好きな漫画家さんの作品ということで
持ち帰って厳重に保管したりするのですけど、
山田にとっては「ボツ」を出す怖い編集者にしか見えず、
このツンデレぐあいがなんとも言えないんですよね。

そして一番の特徴が刺子は女王様の衣装で毎回登場し、
ここにツッコミをいれなければいけないんですけど、
刺子のツンデレ具合の方がインパクトがありすぎるんですよね。

漫画家にとって「ボツ」という言葉は滅びの呪文でしょうけど、
こんな可愛い刺子に「ボツ」と言われたら
クセになったりして・・・＾＾；

個人的にひみつさんの絵が好きなのですが、
『ぺたがーる』という作品もおすすめですよ♪

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