毒頭 【著者：伊十楽】

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伊十楽さんの作品『毒頭』（講談社）

他人よりも少し体格が大きい金剛力人が
町を歩いていると、
いきなり暴走してきた車が
子供たちに向かって走ってきました。

なんとかしなくては・・・と子供の前に立ちふさがり、
車を素手で止めたんです。
車の中からドラッグを使用した人物が現れ
力人に銃を向けるのですが、
そこに居合わせた麻薬取締部のルーシーが
ドラッグ中毒の人々を全員逮捕。
力人も素手で車を止め、破壊したことから
ドラッグ中毒患者と疑われ一緒に拘束されることに・・・

取調中に薬物を使っていない事がわかったのですが、
力があまって高額な机を破壊してしまったことにより、
その力が欲しくて麻薬取締部でも捜査に特化した能力集団の
“制約なき陰の兵”通称「マトリのアソビ」の一員として
危険なドラッグ「アナザーワールド」の捜査をすることになります。

この「アナザーワールド」というドラッグは
際限なく快楽を増幅させ、
人を自我や理性をもたない怪物に変異させるだけでなく、
別の物質を作ったりアナザーワールドを作ったりと、
とんでもない能力者を生み出すことも・・・

アナザーワールド（ＡＷ）の能力者と
「マトリのアソビ」の能力集団との
バトルを描いた作品になっています。

この作品なのですが、
ＡＷ中毒者の能力をあらわす絵がすごく上手く、
なんか幻覚を絵にしたらこんな感じなんだろうなぁ～
なんて感じですごく惹かれたんです。

バトル系の漫画も好きなので、
今後が楽しみなのですが・・・
ドラッグを漫画にしている危険な内容で、
圧力がかかって打ち切りになりませんように・・・＾＾；

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舞妓さんちのまかないさん 【著者：小山愛子】

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小山愛子さんの作品『舞妓さんちのまかないさん』（小学館）

この作品なのですが、
京都の中心部にある花街（祇園など）で
舞妓さんたちが共同で生活をする「屋形」を舞台に
「まかない」として働く１６歳の少女キヨを描いた
人情味あふれるグルメ作品になっています。

京都に住んでいながらも
祇園などは敷居が高く、
あまり知らない世界なのですが、
料理などを通じて、
何か身近に感じさせてくれるような作品です。

個人的に小山愛子さんの前々作『ちろり』の世界観がすごく好きで、
その後も他の作品も読んでいるのですが、
『舞妓さんちのまかないさん』は
舞台が京都ということと、グルメ作品ということで、
こちらも見事にハマってしまいました。

タイトルに舞妓さんとありますが、
舞妓さんによる華やかな世界でなく、
裏方である「まかない」を描いた作品ですけど、
本当に温かさが伝わってくる話ですので、
たくさんの人に読んでもらいたい作品です。

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とりの、いそじさん。 【著者：鷲尾美枝】

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鷲尾美枝さんの作品『とりの、いそじさん。』（フレックスコミックス）

少女漫画家の八重は
同じ少女漫画家のまろ先輩と行きつけのバーで飲んでいると、
そこで鳥の鳴き声がしたのに気づくと、
マスターがオカメインコのヒナを連れてきていて、
里親を探していると話しだしました。

その日、八重はお酒を飲み過ぎて帰ってきたのですが、
どうやらヒナも一緒に連れて帰ってきていたんです。

八重はこのオカメインコに
大好きなドラマの主人公から名前をいただき、
五十里五十慈（いそじい）と名付け、
一緒に暮らすほのぼのとしたペット系の漫画になっています。

内容なのですが、
いそじい目線で描かれており、
いそじいは八重のことをお嬢様と呼び、
世話をしている・・・ように思っています。

本当に可愛くほのぼのとしたタッチで描かれており、
ストーリーと内容が見事にマッチしている感じで
癒される漫画になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

鳥が好きな人は絶対にハマると思いますよ♪

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