お姉さんに、カンパイ 【著者：あべつくも】

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あべつくもさんの作品『お姉さんに、カンパイ』（竹書房）

年上のお姉さんは好きですか？
おっぱいの大きいお姉さんは好きですか？
そんな人にはこの作品がぴったりかも・・・

妻のお義姉さんにいきなり襲われたり・・・
入院中、上司の妻であり看護師のお姉さんに襲われたり・・・
書道家の先生に優しく押し倒されたり・・・
宅配ピザ屋が配達先のお姉さんに誘惑されたり・・・
などなど、いろいろなシチュエーションで、
男性が誘惑されっぱなしの話が盛りだくさん詰まった短編集です。

あべつくもさんの描かれる女性って
おっぱいが大きく魅力的でついつい読んでしまいます。
個人的にはもう少しぽっちゃりした
女性だったら言うことなしなんですけどね＾＾；

この短編集の中で個人的に気に入ったのは
ライブ会場で知り合い、
それから女友達として付き合っていたのに
実は相手が男の娘だった・・・という
「サプライズ・ロスト」です。
百合系の話になるかと思っていたのですけど、
意外な展開がとてもよかったです。

いろいろなタイプの年上の女性が登場しますので、
年上の女性が好きな方には楽しめる作品になっていますよ。

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もう一つの「バルス」 宮﨑駿と『天空の城ラピュタ』の時代 【著者：木原浩勝】

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木原浩勝さんの著書『もう一つの「バルス」 宮﨑駿と『天空の城ラピュタ』の時代』（講談社）

『天空の城ラピュタ』の名シーン
玉座の間で飛行石を持つシータがパズーと手を重ね
滅びの呪文である「バルス」を唱える・・・
このシーンは誰もが知っているのではないでしょうか。

この書籍なのですが
そんな『天空の城ラピュタ』の創作秘話を中心に
当時のスタジオジブリの状況が事細かく書かれていました。

今ではスタジオジブリは有名なアニメ製作会社ですけれども、
スタジオジブリの創設第１作というのは
『天空の城ラピュタ』だったようで、
会社の存亡がかかった作品だったというのも知りませんでした。

個人的にジブリ作品の中では『ラピュタ』が一番好きで、
何度見ても「バルス」のシーンではジーンとしてしまい、
涙ぐんでしまうほどです・・・

そんな創作秘話などが知れて
楽しく、そして感慨深く読むことができました。

また、タイトルにもあるように
「もう一つの「バルス」」という意味なども書かれているだけでなく、
今まで語られることがなかった創作秘話などが語られていて、
『天空の城ラピュタ』ファンだけでなく、
スタジオジブリの作品が好きな人には読んでもらいたい著書です。

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鈍色の箱の中で 【著者：篠原知宏】

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篠原知宏さんの作品『鈍色の箱の中で』（LINE）

子供ができたことにより
とある分譲マンションを買った辻内新。
そこには同じ年代の子供を持つ同じような家族がいて
子供同士も仲良く遊ぶようになっていました。

それから１２年の月日が経ち・・・

人間関係は月日が経つと
良くも悪くも複雑になっていくわけで・・・

大人たちは複雑な人間関係があっても
上辺だけの付き合いをしていけばいいのですが・・・

子供たちは子供たちで
それぞれ複雑な人間関係もあるようで・・・

そんな思春期を迎え、
仲の良かった子供たちのちょっと変わった
偏愛的な人間関係を描いた作品になっています。

子供の頃から一緒にいる子供たちは
子供だから好きだからキスをする・・・
そんな感じで育ってきたのが
今では思春期を迎える男の子、女の子に育ち、
それ以上のことまでする関係に・・・

ちょっとエロティックでもあり、
思春期ならではのドロドロとした
複雑な人間関係で描かれていますので、
こういった作品が好きな人には
ハマると思いますので気になった人はチェックしてみてください。

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