せいのめざめ 【著者：益田リミ 武田砂鉄】

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益田リミさん 武田砂鉄さんの作品『せいのめざめ』（河出書房新社）

だれもが思春期の頃に
「性」について興味をもった時ってありますよね。

昔の人なら「性」に関する言葉を辞書で調べたり
友達たちと詳しくは知らないのに語り合ったり・・・
そんなことをしたのではないでしょうか。

男の子だと女の子のおっぱいに興味をもったり、
女の子だと男の子の股間の膨らみが気になったり
性的なことだけではなく、
授業中に女の子が書いて回している手紙の中身が気になったり、
同級生の女子ではなく友達のお姉さんが気になったり、
修学旅行の夜には友達と好きな人のことを語り合ったり・・・
などなど、今から思えば可愛い性への目覚めが書かれており、
すごく楽しく読むことができました。

今はネットで調べたら簡単にでてくるのですけど、
この著書を読めば
「あぁ～、こんなこと思っていたなぁ～」
なんて甘酸っぱい思い出がよみがえってきます。

なので、ある程度の年齢の人に
（アラサー、アラフォー以上かな）
読んでもらいたい・・・そんな著書になっていますので
気になった方はチェックしてみてください。

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ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとはなにごとだ！ 【原著：堀井雄二】

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原著：堀井雄二さんの
『ドラゴンクエスト名言集 しんでしまうとはなにごとだ！』（スクエニ）

ドラゴンクエストをプレイしたことのある人なら
「しんでしまうとはなにごとだ！」という王様のセリフを
何度も聞いたことがあるのではないでしょうか。

このセリフだけでなく、
ドラゴンクエストにはシリーズを通して
忘れられない名言・・・というのは
誰にでもあるのではないでしょうか。

そんな名言をドラゴンクエストの生みの親である
堀井雄二さんのひと言や、
編集された方々の解説などを交えながら
綴られた著書になっていました。

ドラゴンクエストってゲームなのですけれども、
この世界の中には本当に人間やモンスターが住んでおり、
同じ言葉しかしゃべらないモブキャラなどもいるのですが、
時にはそんなキャラの言葉がとても重い・・・ってのもあります。

子供の頃に遊んだドラゴンクエストⅠ、Ⅱ、Ⅲなども
今、再びプレイしてみたら
違う感じで登場キャラのセリフを楽しみながら
遊べるのではないか・・・なんて思っています。

ちょっと話がそれてしまいましたが、
そんなドラゴンクエストの名言が詰まった書籍ですので、
ドラクエファンは遊んだ頃を思い出しながら
楽しんで読めると思いますよ。

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クロミケ妖奇譚 【著者：クロザキ】

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クロザキさんの作品『クロミケ妖奇譚』（小学館）

子供の頃から「電車の運転手」になるのが夢だった宮沢ジョウジは
鉄道会社に入社し、動力車操縦者運転免許（電車の運転免許）も取ったのですが、
毎日毎日、クレーム処理の仕事ばかり・・・

運転士の夢が絶たれてしまったジョウジは
自殺をしようと走っている電車に飛び込もう・・・
なんてことも考えて駅のホームにきたものの、
電車を見るなり、
「死ぬ前にこの電車に乗っておこう」・・・
そんなことを繰り返し、
見ず知らずの土地へとやってきました。

そこで走っていたのはレトロな車体の電車で
その電車に乗り込んだのですが、
ここで運転士の体調が悪くなり電車が止まることになりました。

運転士のおじいさんの命に関わる・・・ということで、
ジョウジがハンドルを握ることになるのですが、
辿り着いた終点の猫又駅は妖怪たちが暮らす村だったのです。

自殺しようとしていたジョウジだったのですが、
この黒三毛夜行列車の運転士に任命され、
ここで第二の人生をおくることになりました。

・・・といった感じで
妖怪モノと人情モノの中間な作品になっており、
面白い世界観で描かれているので
気になった方はチェックしてみてください。

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