たくさん気持ちよくしてあげる 【著者：山本ともみつ】

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山本ともみつさんの作品『たくさん気持ちよくしてあげる』（ジーウォーク）

一般的に出来るＯＬの萩山りかは
会社では上司や後輩からも頼られる存在で、
ストレスを溜めまくってよく飲みに行っていました。

この日もお酒を飲みに来たのですが、
りかには居酒屋などでもう一つの目的があったのです。

以前、お酒に酔って優しく介抱してくれた男性がいて、
その人を探すために居酒屋へ来ていたんです。

でも、そこにで絡んでくるのは
ボサボサ髪で髭面の“マサ”という男がいました。
ちょっと鬱陶しいと思いつつも
またお酒が入りすぎて酔いつぶれてしまい
“マサ”にお持ち帰りされてしまうんですけど、
そこで探し求めていた男性の面影を感じ、
夢か現実か酔って覚えていない状態で
いろいろとされてしまうんです。

りかが目覚めると横には裸の“マサ”がいて、
夢だと思っていたことが
現実だったのかわからないまま
その場を逃げ出すのですが、
その後もりかは“マサ”に付け回されることに・・・

・・・といった感じで描かれる
憧れの男性を求めて居酒屋をめぐるりかを描いた
王子様を探す系のちょいエロ作品になっています。

この作品・・・個人的にラストが好きで
楽しく読むことができました。

男性系のちょいエロ作品も好きなんですけれども
女性向けってラストはハッピーエンドの作品が多く、
どうなるのか・・・と思いながら読んでいても
ラストには幸せになれるので、
読んでいてストレスが無いんですよね。

この作品は予想以上にハッピーエンドだったので、
りかが幸せになれて良かったと・・・

実際にこんなラストはありえないのですが、
まぁ、漫画やドラマなどありがちの展開ですが、
ラストがどうなるか気になる人は読んでみてください。

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パルフェ おねロリ百合アンソロジー 【アンソロジー】

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アンソロジー作品『パルフェ おねロリ百合アンソロジー』（一迅社）

あなたは百合系の作品は好きですか？
好きな人はどんなシチュエーションが好きですか？

この作品なのですが、
少女と年上のお姉さんといった
ちょっと年の離れた２人の百合を描いた
アンソロジーになっています。

個人的になんですが、
ラブコメなどの話やちょいエロ系の話などでも
おねショタ・・・と呼ばれる
お姉さんと少年といった感じの作品が好きなので、
この「おね×ロリ」の百合系の作品は
かなり楽しく読むことができました。

少女の方は子供扱いをしてほしくない・・・という気持ち、
お姉さんの方はついついかわいがってしまう優しさ、
そんな二人の可愛い関係で描かれている作品が多く、
ほのぼのとした気持ちで読ませていただきました。

これってお姉さんが欲しい・・・って思っていたから、
姉×弟（少年）、姉×妹（少女）の関係に
憧れを持っていたからこういった話が好きなのかも・・・
（まぁ、僕のことはどうでもいいのですが＾＾；）

・・・ということで、
おねロリ系の百合系が好きっていう人には
オススメの作品ですので、
気になった方はチェックしてみてください。

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僕がモブであるために 【著者：目野真琴】

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目野真琴さんの作品『僕がモブであるために』（双葉社）

この作品なのですが
少女漫画「どっきん☆パイナポー」で
主人公たちのクラスメイトの「モブキャラ」で
登場している中田は、
この作品の内容の薄っぺらさに不満をもっていました。

中田は作品の中では漫研に所属していて、
モブなりにこの作品がどうなれば面白くなるのか・・・
なんてのを想像していたんです。

そんな中田と同じ漫研の小泉は
とある方法で「どっきん☆パイナポー」の原画を手に入れ、
自分たちが思うように修正を始めるんです。

・・・といった感じで描かれる
漫画の「モブキャラ」が
自分たちの立場をわきまえつつ、
この作品を面白くしていく・・・という
かなり異色な作品になっています。

漫画のキャラは作者が思いのまま動かすのが普通ですが、
この作品はキャラが自分たちが思うまま動いたり、
中田にいたっては自分がこの漫画を改革する！
という意欲に燃えており、
ある意味、とんでもない作品になろうとしています。

「モブ」は「モブ」として
大人しくしている方がいいのだと思うんですけど、
中田はこの作品をどのように変えていくのか
楽しみな作品になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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