悪食王 【著者：村下玖臓】

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村下玖臓さんの作品『悪食王』（メディアワークス）

気弱な高校生の小松ユーリは
いつもカレン（姉）に守られてばかりいました。

ある雨の日、２人が歩いていると、
カレンが快楽殺人犯（通称 傘立て）に襲われ、
殺されてしまうんです。

一人残されたユーリなのですが、
雨の日にカレンとそっくりな女性と出会うんです。

その後、刑事に事件のことを話しているときに、
この刑事が自分が快楽殺人犯の傘立てだといい、
ユーリを殺そうとするのですが、
その時にカレンとそっくりな女性が
助けに入ってくれたんです。

この女性と傘立てとの交戦中に
ユーリは殺されてしまうのですが、
女性（悪食王）により蘇ることに・・・

悪食王とは欲望に満ちて悪道に落ちた人間を
食べる（キャンディに換えて食べる）という
悪を糧に生きる人ならざる者で、
ユーリを下部にし、更なる悪人を探す・・・
といった感じの作品になっています。

悪人の欲望で味が変わる・・・という
設定はかなり面白かったのですが、
２巻で完結してしまってました・・・

個人的には面白い・・・って思ったのに、
ちょっと残念な作品です。

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文豪失格 文豪、同人マーケットに出る！？編 【著者：千船翔子】

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千船翔子さんの作品『文豪失格 文豪、同人マーケットに出る！？編』（実業之日本社）

この作品なのですが、
天国で暮らす文豪たちが
生前に残した作品を書いたときのエピソードや説明、
または遺された手紙などの資料などに基づき、
ゆる～いストーリーになっているのですが、
文学史の勉強になる『文豪失格』の第三弾です。

今回は天国で暮らす文豪たちが、
ダイエットを行ったり、同人マーケットに参加したり、
今まで以上の面白さがある作品になっていました。

ダイエットやコミックマーケットなど、
今風の話題で描かれているのですけど、
実際にダイエットしていた・・・という文面や、
コミックマーケット・・・ではなく、
自費出版していた話題などをネタにしてあり、
文豪も現代の人と同じようなことをしてたんだ・・・
なんて楽しく読むことができます。

文豪作品・・・って堅いイメージがあるのですけど、
この作品を読むと、
かなり変わった性格の文豪などが多いのがわかり、
文豪作品も読んでみたくなる・・・
そんな作品になっていますので、
気になった方は読んでみてください。

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怪病医ラムネ 【著者：阿呆トロ】

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阿呆トロさんの作品『怪病医ラムネ』（講談社）

町はずれにある小さな病院には
不思議な病にかかった人々がやってきます。

目からマヨネーズが出る病・・・
陰茎がちくわになってしまう病・・・
指先が唐辛子になってしまう病・・・

それらを治すのが
怪病専門医のラムネ先生。

性格はかなり危なく、
初見ではドン引きする人もいるのですが、
ラムネ先生は名医（迷医）で、
怪病の原因を患者の心から治していく・・・
という人情系の医療？漫画になっています。

この病院に訪れる患者は
心の病から怪病におかされていることがおおく、
ラムネ先生の性格は問題があるのですが、
きちんと治療してくれるので、
なんかスカッとする作品になっています。

「病は気から」なんて言いますので、
心の闇が病気になるので、
この作品のように変な病気にならないよう
（なるわけはありませんが・・・＾＾；）
健全な心を持ちましょうね。

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