僕はどこから 【著者：市川マサ】

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市川マサさんの作品『僕はどこから』（講談社）

コンビニのバイトをしながら小説家を目指す竹村薫は
認知症の母親の面倒を見ていました。

その母親が階段から落ちてしまい、
骨折して入院してしまうことになり、
入院費をどうしようか・・・なんて悩んでいるところ、
高校時代の親友の藤原智美が現れたんです。

智美は２０なのにエリートのヤクザとしてのし上がり、
今回も組長直々の仕事を任され、
その手伝いを薫にしてもらおうと思ってやってきたんです。

薫は小説などを書き写すことで、
その作者の思考をコピーできて、
同じような作品を書けたり、
普通の人が書いた文面やＳＮＳの文章などを
書き写すだけでもその人の思考がわかるという、
特殊な能力の持ち主だったのです。

智美は薫の能力を見込んで替え玉受験をさせようと・・・

一度は考えるのですが、、
母親の入院費などのこともあり、
智美の仕事を手伝うことになるのですが、
このことでとんでもない事件に巻き込まれてしまいます。

・・・といった感じの
サスペンス作品になっています。

この作品なのですが、
ネタバレしたら面白くなくなるので、
ここまでしか書きませんけど、
ドラマや映画にもできそうな
複雑に絡まる人間模様で描かれるサスペンスになっていて、
今後がすごく楽しみな作品になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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いのまま 【著者：オカヤイヅミ】

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オカヤイヅミさんの作品『いのまま』（芳文社）

食べることが大好きなオカヤイヅミさんが
ふと思ったときに食べたくなるもの、
懐かしい思い出の食べ物、
執筆作業中に手軽に食べられるもの・・・
などなど、食べたいもの、食べたものなどを
思いのまま描いたグルメ漫画になっています。

何も気取ることなく、
食べたい物をそのまま描いた感じになっていて、
なんかホッとする作品になっていました。

オカヤイヅミさんの作品なのですが、
以前にいろいろな作家さんなどと対談して、
人生最後に食べたい物を聞き出して描かれた
『おあとがよろしいようで』というのを読んだのですが
それとはちょっと違った感じで、
今回の作品はゆる～く読めました。

僕も食べることが大好きで
いろいろなグルメ漫画を読んできていますが、
これほど日常の食生活を描いた作品は
珍しいかも・・・と思うような作品ですので、
気になった方はチェックしてみてください。

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ダンゲロス１９６９ 【原作：架神恭介 作画：横田卓馬】

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原作：架神恭介さん 作画：横田卓馬さんの作品
『ダンゲロス１９６９』（講談社）

この作品なのですが、
１９６８年から１９６９年にかけて
日本の大学で行われていた学生運動を
舞台にしてあるのですが、
とんでもない異能力をもった
“魔人”と呼ばれる学生と公安との
紛争を描いたギャグバトル作品になっています。

それぞれの“魔人”が持つ異能力というのが、
本当にとんでもない能力で、
う〇こを使う者、、
精子の粘着力で相手を拘束する者、
絶対味覚でどんな味でも分析する者、
などなど、青年誌でもギリギリのラインの
危ない能力などが出てきます。

バカな能力を持った者同士の戦いになるのですが、
一応は学生運動を舞台にしているんですよね・・・
今後、どうなるのか楽しみな作品です。

作画されている横田卓馬さんなのですが、
今まで爽やかな少年漫画を描いておられたのに、
まさかこんな作品の作画をされるとは・・・

横田卓馬さんの作品が好きで
読み始めたのですが、
新たな一面を見た感じがします。
こんな作品が定着してしまったら、
もう少年誌には戻れないかも・・・＾＾；

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