家族対抗殺戮合戦 【著者：菅原敬太】

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菅原敬太さんの作品『家族対抗殺戮合戦』（新潮社）

妻から怒鳴られ、娘から疎まれ、息子から無視され、
認知症の母親も自分のことは小学生だと思われ・・・
それでも家族のことを思いながら
慎ましく暮らしている小心者のサラリーマン鞠山雅彦。

ある日、仕事へ出かけたのですが、
町に人がいないことに気づき家へ帰ってみると、
町内放送が流れ、公園に行ってみると、
そこには７組の家族が現れました。

そして呼び出した着ぐるみのような人形が話し出し、
町の人がいなくなったのではなく、
ここに集まった７組の家族だけが
裏の世界へ迷い込んだのだといいだしたのです。

そして、この７組の家族に
毎日、ゲームをして最下位だった家族から１人選び、
「ラクガキ」という餓鬼みたいなものの生贄として
差し出すようにいってきたのです。

最後に生き残った家族のみが
元の世界へと戻れる・・・と伝え、
ゲームが始まったのです。

・・・といった感じで始まる
家族対抗のデスゲームを描いた
ホラー作品になっています。

ここに集められた家族たちの人間関係は様々で
会社の上司だったり、幼馴染だったり、
子供たちも同級生だったり・・・と、
身近なんですけれども、複雑に絡まっており、
１ゲームごとに１人死んでいく・・・というより、
ドロドロとした人間関係の方が面白く描かれており、
ホラーとサスペンスの両方が楽しめる作品になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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おおきい後輩は好きですか？ 【著者：卓二雄作】

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卓二雄作さんの作品『おおきい後輩は好きですか？』（富士見書房）

図書委員の小方悠は背が低く、
ちょっとコンプレックスをもっています。

同じ図書委員の１つ年下の後輩の大森さんは
小方とは逆で身長も高く、胸も大きい
ちょっと天然な女の子。

大森さんは小さい先輩のことが大好きで
一緒に図書委員の仕事をするのですが、
先輩の目線が気になったりするんです。

でも小方は身長にコンプレックスを持っているのと
後輩になめられてはいけない・・・と
先輩ずらするのですが、
逆にそれがまたかわいく見えて
大森さんにからかわれてしまうんです・・・

・・・といった感じで描かれる
ほんわかとした凸凹コンビ？が繰り広げる
ラブコメディ作品になっています。

身長が高く大きな女の子って
あまり女の子扱いされていないことが多く、
普通の女の子のように接してもらうと
すごくうれしがったりするんですよね。

大森さんもそんな感じで、
可愛がられることに慣れていなく、
そこがとても可愛く描かれていて、
大きな女の子が好きな人には
めちゃめちゃハマる作品になっていますので
（個人的に大きな女の子が好きなので＾＾；）
気になった方はチェックしてみてください。

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