死んでから本気出す 【著者：橋本くらら】

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橋本くららさんの作品『死んでから本気出す』（新潮社）

学校でいじめに遭っている少女 高井瀬奈は
ある日、猫を助けようとして
トラックに轢かれて死んでしまうのですが、
霊界の案内人のファミリアという者が現れ、
転生に興味があるか聞いてきたのです。

ラノベとかを読んでおり、
転生・・・というと異世界転生を思い浮かべたのですが、
転生するにも条件があり、
人を驚かすと「恐怖のカタマリ」というのが出て
これを４９日の間に１００個集めないといけないらしいのです。

今までこのミッションをクリアした幽霊はいないのですが、
瀬奈は幽霊として人を驚かす才能があるようで、
挑戦することを決めるんです。

・・・といった感じで
死後、転生するために
人を驚かせ続けるホラーコメディになっています。

まるでゲームのように
人を驚かせるとレベルが上がり
驚かせるスキルも増えていくのですが、
瀬奈なりに驚かすのは悪い人と決めているんです。

そして、今まで自分をイジメていた人間を
ターゲットと選ぶのですが、
イジメていた人間のトップが
厄介な能力を持っていたりして・・・

果たして、瀬奈は転生するために
「恐怖のカタマリ」を１００個集めることができるのか・・・

ホラー漫画・・・というよか
コメディ要素の方が強く
面白おかしく読めると思いますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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優しい声よりメシがいい 【著者：伊藤静】

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伊藤静さんの作品『優しい声よりメシがいい』（少年画報社）

旅行代理店で働く３０代女性の海野幸は
婚約者と共働きで３ＤＫのマンションを購入したのですが、
別に好きな人が出来た・・・と婚約者に逃げられ、
マンションと年間１６０万のローンが残り
疲れ切ってしまいました。

それでも働かなくてはローンも払えなく、
食費を切り詰めて生活をしていました。

そんなある日、会社で１番の営業成績の安田のお弁当を見て
忙しくても自炊して食費を抑えられることを知り、
仲良くなりはじめるんです。

そして社内の飲み会に出席した時に
酔いつぶれた幸を介抱し安田の家に泊めてもらうことになるのですが、
心休まるような朝食を出してもらったことにより
さらに安田に興味を覚えることに・・・

・・・といった感じで描かれる
ヒューマングルメストーリーになっています。

ちょっと先の展開になるのですが、
安田は一軒家に住んでおり、幸とその同僚とが
一緒に暮らすことになるのですけど、
三角関係に発展するのでは・・・
なんて思うような展開に・・・

グルメ作品のままいくのか・・・
それともラブストーリーへと発展するのか・・・
ちょっと楽しみな作品になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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