報復刑 【著者：トータス杉村】

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トータス杉村さんの作品『報復刑』（小学館）

１９８９年 国連で死刑廃止議定書が採択され
これにより世界は死刑廃止へと大きく動くことになります。
しかし、日本とアメリカの一部の州では
今も死刑を行っているのですが、
２０××年に日本は死刑を廃止したのです。

その代わりに新たに報復刑を制定しました。

これにより国の管轄の下、
遺族は殺人で有罪の判決が出た加害者に対して
報復ができるようになったのです。

被害者が受けた殺され方を
同じ方法で報復できるのですが・・・

・・・といった感じで
被害者遺族が加害者に報復をする
サスペンス作品になっています。

被害者の遺族が加害者に報復できないから
「必殺仕事人」のように誰かが報復する・・・
という設定の作品は多くあるのですが、
被害者の遺族が直接、加害者に報復するってのは
もしかして初めて読むかも・・・

ただ、加害者に報復するのではなく、
じわじわと心理的に加害者を追い詰めたり、
加害者を試したり・・・
様々なストーリーがあり、
設定としてはかなり面白い作品でした。

今までになかった感じの作品ですので
興味ある方はチェックしてみてください。

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アリスさんちの囲炉裏端 【著者：キナミブンタ】

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キナミブンタさんの作品『アリスさんちの囲炉裏端』（集英社）

最寄りの駅は無人でバスも無ければ
もちろんコンビニもない・・・
そんな山間にある小さな沢に沿った集落に
祖母がなくなり空き家になった家を引き継ぐために
東京から戻ってきた永瀬アリス。

都会で暮らしていた人間には
暮らしづらい環境なんだけれども、
この家には囲炉裏があり、
都会では味わえない暮らしがここに・・・

子供の頃はここで暮らしていたため
囲炉裏の使い方などは知っているものの
手入れなども大変で・・・

この集落でずっと暮らしている幼馴染の晴海が
何かと世話を焼きにちょくちょくとやってくるんです。

・・・といった感じで
囲炉裏を囲みながら料理を作ったりする
グルメ漫画になっています。

２人にとってはこの囲炉裏は
思い出がいっぱい詰まっていて、
何かと思い出しながら会話をしているのですが、
なんかラブストーリーに発展しそうな感じで・・・

・・・とはいえ、
囲炉裏で作る料理などもあったりし、
ちゃんとしたグルメ漫画になっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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