この俺が、マグロ女子とのセックスなんかに溺れるワケがない。 【著者：西臣匡子】

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西臣匡子さんの作品『この俺が、マグロ女子とのセックスなんかに溺れるワケがない。』（祥伝社）

座右の銘は「自由気まま」の鳴海蓮次は
何事もそつなくこなし、
ハイスペックを自負するほどの性格で
モテてるのに誰にも縛られたくなく
自由に生きてきました。

ある日、上司からすすめられたお見合いを
断るつもりで会ってみることにしたのですが、
相手の小鳥遊椿は
今まで出会ったことの無いタイプで
恋愛経験が無い女性だったのです。

縛られたくない・・・と思っていた蓮次なのですが、
会ったその日に手をだしてしまうだけでなく、
恋愛経験がないから
完全な受け身の椿を逆に好きになってしまい・・・

・・・といった感じで描かれる
ラブストーリーになっています。

椿なのですが、
何かに熱中すると頂点に立ちたいと思う性格で、
一緒にゲームセンターに行った時でも
運動神経のいい蓮次もかなわないぐらいのゲーマーだったりとか、
男性よりもできる女性だったりするところも気に入り、
どんどんと椿に溺れていくんです。

最初は椿は完全な受け身になるもんだと思っていたのですが、
セックスをするときだけは受け身で
それ以外の日常では意外にキャラが濃く、
なんかお似合いの２人のラブストーリーになっていますので
興味ある方はチェックしてみてください。

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みゃーこ湯のトタンくん 【著者：スケラッコ】

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スケラッコさんの作品『みゃーこ湯のトタンくん』（ミシマ社）

ある日、気づくと猫ばかりの世界にいた
ハラという男。

自分がハラという名前と
飼っていた猫がトタンという記憶のみ。

気づいた時に飼っていた猫（トタン）と同じがらの猫が
２本足で立ち話しかけてきたのです。

自分が何者でどこから来たのかもわからずにいると、
トタンが風呂でもはいれ・・・と、
みゃーこ湯という銭湯につれてはいったのです。

実はトタンはみゃーこ湯の主人で
もし、行く場所がなければ
見習いとしてここで働かないかと声をかけてきたのです。

・・・といった感じで
ねこばかりの世界にまよいこんだ男を描いた
ほのぼのとした作品になっています。

ここでの暮らしに慣れてきたハラなのですが、
自分の中の引き出しを開くと
「帰らなきゃ」という記憶を思い出し、
変える方法を探すのですが・・・
無事に人間界に帰ることができたのか・・・

ちょっと不思議な作品になっているのですが、
ほっこりとした話が好きな人はハマると思いますので
気になった方はチェックしてみてください。

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