少女不十分 【原作：西尾維新 作画：はっとりみつる】

原作：西尾維新さん 作画：はっとりみつるさんの作品
『少女不十分』（講談社）

小説家の主人公は１０年前の事を語りだします。

作家志望だった大学生のころの主人公が通学中に
少女がはねられる交通事故の瞬間を目撃します。

この事故なのですが、２人の少女がいて、
１人は歩きながらゲームをしていて、
後を歩いていた少女が事故に遭ってしまったのですが、
ゲームをしていた少女は、していたゲームをセーブしてから、
事故にあった少女の元に駆け寄ったのを
この主人公は見てしまっていたのです。

ここから奇妙なことが幾度か起こり、
そしてこの少女∪に監禁されることに・・・

かなり奇妙でサスペンス的な要素のあるこの世界観と
はっとりみつるさんのタッチがマッチしており、
見事に引き込まれてしまいました。

西尾維新さんの作品は
今まで何作か小説で読ませていただいているのですが、
久しぶりにゾクッとする話に出会った感じです。

大学生と少女∪との関係がどのように続くのか・・・
かなり危険な∪の行動がこのまま狂気として、
はたまた、心境が変わっていくのか・・・
すごく気になる作品になりました。

サスペンスというかホラーというか、
奇妙な雰囲気で進む世界観を感じてみませんか。

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