１００万円の女たち 【著者：青野春秋】

青野春秋さんの作品『１００万円の女たち』（小学館）

売れない小説家の道間慎（主人公）は
５人の女たちと一軒家で一緒に暮らしています。

女たちは道間に毎月１００万円を支払い、
道間が女たちを世話する・・・という、
妙な関係がこの家では成り立っています。

この５人の女はそれぞれ個性的な面々で、
なぜ、そこまでして道間と一緒に暮らすのか・・・
謎が謎を呼ぶ、ちょっとミステリアスな
ラブストーリー作品になっています。

最初、読んだときに「・・・？」って感じたのですが、
なんか妙に引き込まれるストーリーになっており、
ちょっとクセになってしまいました。

女たちそれぞれ、道間に対しての対応も違い、
また、感情の持ち方も違うのですが、
謎が多すぎるので、
少しずつ解き明かされるたびに
この先、どんな展開になるのか・・・ってのが気になります。

絵は決して上手い・・・とはいえないのですけど、
独特な世界観にハマると抜け出れなくなる作品ですので、
興味が出た方は読んでみてください。

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