地球に生まれちゃった人々 【著者：長崎ライチ】

長崎ライチさんの作品『地球に生まれちゃった人々』（エンターブレイン）

長崎ライチさんの作品は
『ふうらい姉妹』のシュールなギャグにはまり、
それから読むようになったのですが、
この作品もかなりシュールな笑いが詰まった短編集になっています。

数ページのものもあればシリーズで数話あるものなどもあり、
どれも個性があり楽しめることまちがいなしです。

その中で気になったのが
「清く正しくはみだした人の話」です。
この話はシリーズとして３話収録されており、
自分に正直な性格をしている上久保恭子が
就職先を探し、仕事をすることになるのですが、
結局、正直すぎて仕事が長続きしなくなる・・・
といった感じで描かれているんです。

バニーガールの姿をして接客するお店では
お客様のオヤジギャグに笑うことが出来なくて仕事をやめたり・・・
キャッチセールスのような仕事をして、
お客様に衣装を売りつけるのですけど、
あまりにも似合わないことを言ってしまって仕事をやめることに・・・

ある意味、正直すぎるがゆえ、
自分にあう仕事が見つけられない・・・
そんな葛藤が描かれています。

話作りは難しいとは思うんですけど、
世の中にはいろいろな職業があるので、
このシリーズで１冊・・・いや、それ以上読んでみたい・・・
そんな気持ちにさせてくれた話です。

長崎ライチさんの作品は
シュールですけど笑えるツボをきっちり抑えてあり、
安定感のある作品ですので、
まだ読んだことない人にオススメしたいです。

【PR】てんさんのオススメ漫画
　　

【PR】
電子書籍もレンタルで（青年コミック版）

『家庭画報ショッピングサロン』


ショップジャパン