- 2017⁄06⁄29(Thu)
- 22:03
悪童文庫 【著者:田中基】

田中基さんの作品『
塵保町・・・ここには、古書、骨董、印刷業が密集し、
現代のネット世界から取り残された・・・そんな町に
個人出版で猟奇小説を1冊だけ執筆した小説家の鳥羽山心理が
その執筆作品『悪童文庫』という同じ名で
古書店を開いていました。
そんなある日、鳥羽山心理の『悪童文庫』が好きで
この作品をきっかけに編集の道を歩みだした
新米編集者の秋里こだまが偶然にこの店を見つけました。
惹かれるように訪れた店の中には
鳥羽山心理が座っていたんです。
大好きな作家に出会えて舞い上がっていた秋里は
その日は一旦、編集部に戻り、
先輩の永田修吾に鳥羽山と出会ったことを伝えると、
永田は鳥羽山に執筆してもらうよう依頼に行ったのですが、
鳥羽山に心を見透かされてしまい店を後にした時に、
秋山が鳥羽山にお願いしやってきて、
二人は永田を追うことに・・・
永田を見つけはしたのですが、
鳥羽山は永田に追い打ちをかけるように
語りかけ、あわや事故を起こしてしまう・・・
なんてことが起こってしまったんです・・・
鳥羽山は欲望、愛憎、嫉妬・・・など、
人物に蠢く秘めた部分に惹かれ、
それらを言葉にしてしまう・・・
そんな特殊な人間なのですが、
秋里に出会い、何かが変わろうとしているんです・・・
・・・といった感じで描かれる
何か闇の部分の強い作品になっていました。
こういった作品が好きな人は
絶対に読みたくなる作品だと思います。
ただ・・・1巻で完結しているのが
ちょっと残念なのですが、
こんな世界観で描ける田中基さんの
次回作を楽しみにしたいと思います。
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