茶子と穂乃花 ～分裂細胞ナルキッソス～ 【著者：鈴丸れいじ】

鈴丸れいじさんの作品『茶子と穂乃花 ～分裂細胞ナルキッソス～』（双葉社）

援助交際の相手とホテルに行き、睡眠薬で眠らせ、
金品を奪うことを平気でしている花菱茶子は
奴隷？のように扱うキノコ頭でキモオタの木乃子と一緒にいる時に
ある男から声をかけられます。

その男は茶子のことを穂乃花と読んで呼び止めるのですが、
どうやら人違いだったようで、
その後すぐに穂乃花という女の子が現れました。

顔をよく見ると、茶子と穂乃花は瓜二つで
こんなこともあるんだ・・・
なんて一緒にお茶をして別れました。

その夜、茶子は両親に一緒に撮った写真を見せ、
自分に双子の姉か妹がいて生き別れになったのか・・・
目の前にいるのが本当の両親なのか聞き出します。

ここから茶子の運命は大きくかわり、
穂乃花が住んでいる徳島へと木乃子を連れて引っ越しし、
自分が何者なのか行動を始めます。

ちょっとネタバレになるのですが、
この茶子というのは穂乃花のクローン人間で
まだまだ謎が多いのですが、
引き込まれるストーリーになっています。

あと、一見、ひ弱そうでキモオタの木乃子なのですが、
ときどき凶暴化したりするので、
茶子がクローン・・・というのも気になりますが、
木乃子が何者なのかという方が気になっています。

サスペンス要素が強く、
まったく先が読めない展開ですので、
気になった方はチェックしてみてください。

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