やおよろず 【著者：斎藤かよこ】

斎藤かよこさんの作品『やおよろず』（スクエニ）

世の中にあるモノ（万物）には
「やおよろず」の神様が宿っていると言われています。

本の神様、手紙の神様、掃除機の神様・・・
そういった神々が月に一度、町内の中心部で集まり、
密か？に報告会を行っているんです。

その集会場所というのが
浜田譲という大学生が住むアパートの部屋で
その部屋を求めて小さな可愛らしい神々が集まってきました。

最初はこの小さな子供たちが神様とわからなかった譲なのですが、
この子供たちが神様とわかると、
あまり騒がない・・・という条件で報告会を開いていいといいだしました。

そんなやおよろずたちは何故か譲と交流するようになるのですが、
特に冷蔵庫の神様というのがべったりくっついて
譲と気が合う友だちのような存在に・・・

・・・といった感じで描かれる八百万の神様たちと
譲との心あたたまるほのぼのとした作品になっています。

それぞれの神様がとても可愛く、
そして何か問題を抱えており、
譲と冷蔵庫の神様がその悩みなどを解決していくんですが、
すべての神様がいい味をだしていて
可愛く描かれています。

モノにはそれぞれ神様が存在する・・・といわれていますが、
こんな可愛い神様なら出会ってみたいです♪

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