- 2017⁄10⁄31(Tue)
- 15:03
富んでいる者にめぐんでもらったら感謝するだけでいい そうでない者にわけてもらった時は恩はわすれるな (『修羅の刻』より)

川原正敏さんの作品『
『
1巻または2巻で1人の主人公の話が綴られており、
それぞれの結末が待っています。
その中で好きな話の最後を描かせていただきます。
陸奥雷(アズマ)編は
兄の陸奥出海と比べられるのが嫌だった陸奥雷(アズマ)は
小舟で寝ていると、その小舟が海に流れていってしまい、
白人の乗った大型船に拾われ、
アメリカ大陸へとやってきました。
何も食わずに数日歩き通しで、
もう、ここで死ぬのだ・・・と思ったアズマだが、
そこに通りかかったネズ・パース族の酋長マッイイツォが
干し肉を分け与え、死ぬのをやめ、
ネズ・パース族の村へとやってきました。
そこには家族と土地を白人に奪われた少女ニルッチィと出会い、
ニルッチィの復讐を手助けすることになったのですけど、
この復讐がインディアンの反乱ととらえられてしまい
アメリカ政府軍がネズ・パース族に攻撃を加えてきたんです。
ネズ・パース族たちは部族の誇りとともに
全滅覚悟で戦おうとするのですが、
アズマは自分が騎兵隊を食い止めるから
北の谷を抜けて逃げてくれといいだしました。
そして、アズマは銃撃の中、
騎兵隊の大群の中にいる将軍だけを狙い倒し、
進行する騎兵隊を一時退却させることに成功するのですが、
銃弾を受けすぎたアズマは倒れてしまうことに・・・

兄の出海とは違った生き方なのですが、
これも立派に陸奥の名に恥じない最後だったかと思います。
実はこの終わり方なのですが、
『修羅の刻』の作品の中で一番好きで
読み返すたびに今でも涙ぐんでしまうほど
感動するんです・・・
普段はとぼけた感じなアズマなのですが、
内にある陸奥の血が最後には出てきたんでしょうね。
『修羅の門』を読んでなくても
この話だけは読んでもらいたいって思うぐらいです。
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