僕たちの新世界 【著者：せきやてつじ】

せきやてつじさんの作品『僕たちの新世界』（秋田書店）

東京の大学に進学した西寺遼太は
東京の郊外で暮らしながら大学に通っていました。

ある日、同じ大学の神薙絢女が
講義中いつも寝ているのが気になり、
大学でできた友達の有馬照彦といっしょに
後をつけることにしたんです。

絢女はコンビニで長時間立ち読みをしているかと思うと、
その店を飛び出した小学生の男の子が
車に轢かれそうになる瞬間を助けたんです。

翌日は公園で双眼鏡で
一ヵ所をずっと見ていたかと思うと、
急に知らない家のガラス窓を割って家に侵入し、
火事を未然に防ぎおばあさんの命を救ったんです。

何故、こんなことができるのか・・・
２人は絢女に尋ねると
絢女の祖父が予知能力をもっていて、
カメラを使い事件が起こる日時などが
記された写真を残していたんです。

今までは祖父が事件が起こる前に助けていたのですが、
祖父が亡くなり、絢女は祖父の変わりに
事件が起こる前に人々を助けていたんです。

それらが収められたアルバムの中に、
遼太が事件に巻き込まれて死んでいる写真があり、
３人は事件が起きないように未然に防ごうと・・・

・・・といった感じで描かれる
ＳＦミステリー作品になっています。

ちょっと強引な設定なのですけど、
３人が人々を助けるといういい話なので、
読み出してすぐにハマってしまいました。

事故や事件だけでなく、
殺人事件などで犠牲になる人なども助ける・・・
そんな話などもあるので、
気になった方はチェックしてみてください。

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