お嬢様が護らせてくれない 【著者：白崎】

白崎さんの作品『お嬢様が護らせてくれない』（一迅社）

ボディガードとは護衛対象を
どんなことがあろうとも護り抜く仕事です。

葉山雫はボディガードの家系に育ち、
鬼龍院一花を幼少の頃から
護衛する任務に就いているのですが、
一花は成長するにつれて護りづらくなってきたんです。

そのわけは・・・一花が雫よりも
強くなってしまったんです。

幼少の頃、一花を護ろうとして
１人のボディガードが死んでしまい、
そのことで心傷を負ってしまった一花は
自分も強くならなければ・・・と思い、
雫が新たにボディガードについたころから
体を鍛えだしたんです。

そして今では雫よりも強靭な肉体を
手に入れてしまったんです・・・

護らなければならないのに、
自分が護るよりも先に一花が行動してしまい、
結局護らせてもらえない雫・・・

でも、唯一護れるものは一花の心。

強靭な肉体を持つ一花お嬢様、
一花の心をケアするボディガードの雫を描いた
ちょっと変わったボディガードものの作品になっています。

最初、このタイトルを見たときには
お嬢様がやんちゃで逃げ回ったりして
なかなか護れないボディガードの話かな？
なんて思っていたのですが、
まさかお嬢様がボディガードよりも強いなんて
想像できませんでした。

また、途中からボディガード作品というよりも、
ラブコメ風な感じになって、
面白くなってきていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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