悪舌のモルフォ 【著者：青辺マヒト】

青辺マヒトさんの作品『悪舌のモルフォ』（講談社）

スランプで書くことができなくなった
小説家の坂本久月は自殺をしようとしていました。

すると目の前に美少年（芦川帝）が現れ、
「死ぬくらいなら俺の玩具になれ！」と、
３つの契約を持ち掛けてきて、
久月はそれを受け入れたのです。

その契約とは、
「俺（帝）に干渉するな」
（お金の出所などを詮索するななど）
「俺のために生きろ」
（簡単に言えば死ぬな）
「帝さまの戯れのままに」
（帝がいうことをそのまま聞け）

契約により主従契約を結んだ小説家と美少年との
少し歪んだ愛情を描いた作品になっています。

落ちぶれる前の久月なのですが、
高校生で小説家デビューをし、
美少年小説家とまで言われたのですが
スランプにより落ちぶれてしまいました・・・
（それでも小説は主従関係を結んでも書こうとしています）

帝は久月に対して歪んだ愛情であたるものの
どこか久月を助けようとする面も見えたり・・・と、
ちょっと謎があるように描かれています。

不思議な感じで進んでいっていますので、
どんな展開になるのか
まだまだわからないのですけど、
気になる話になっていますので、
読んでみるのも面白いかもしれないですよ。

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