アルキメデスのお風呂 【著者：ニコ・ニコルソン】

ニコ・ニコルソンさんの作品『アルキメデスのお風呂』（メディアファクトリー）

街中にあるお弁当屋で
揚げ油にまみれてお弁当を作り続ける
ちょっとぽっちゃりした女性 原陽子は、
恋人と同棲をしていたのですけど、
その恋人が部屋で浮気しているところに遭遇し、
自分は誰にも必要にされてない・・・と
駅のホームで飛び込み自殺をはかろうとしたんです。

そこへ現れた男性（大地学）が助けることになるのですが、
実は電車が遅延すると迷惑になるので、
偶然？に助けただけだったんです・・・＾＾；

でも、助けられたことにより、
陽子は大地を王子様のように思うようなったんです。

その後、彼とは別れ、仕事も辞め
（店がつぶれただけですけど＾＾；）
新たに仕事を始めた研究施設の食堂で
大地と再び会うことになるんです・・・

・・・といった感じで
ちょっとぽっちゃりした
料理しか取り柄のない陽子と、
研究のことしか頭にない大地との、
妙なカップルのラブコメになっています。

陽子はかなりネガティブなんですけど、
恋愛に対しては思い込みが激しい人間、
逆に合理的で何事も物理が関係している・・・と
考えている大地との
すれ違い感が面白く描かれており、
妙なラブコメ作品になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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