僕たち双子は嘘に溺れる 【著者：時計】

時計さんの作品『僕たち双子は嘘に溺れる』（小学館）

大学生の柏熊風太は双子の妹の風子（予備校生）と
一緒に暮らしていました。

ある日、風子は飲み会の約束をしている日に
風邪を引いてしまい寝込んでしまうんです。
この飲み会はどうしても出たかったので、
男と女の違いはあるものの顔が似ている兄の風太に
自分の代わりに出席してほしいと言ってきたのです。

風太はバレないようにビクビクしながら飲み会に参加したのですが、
そこで同じ大学に通う名波透花と島皐月がいたんです。

風太は密かに透花のことを思っており、
バレないように細心の注意をしていたのですが、
なぜか皐月の方に気に入られ、
飲み会が終わった後に皐月の部屋に行くのですけど、
そこで風太だとバレてしまうんです・・・

このことが透花にバレないよう嘘をつくのですが、
その嘘がどんどんと膨らんでいき、
妹の風子、その彼氏も巻き込んで、
複雑に絡んでいくラブストーリーになっています。

１巻で終わっているので
（実際は別の話なども収録されているのでもっと短いです）
あまりネタバレしたら面白くないので、
これ以上書きませんが、
面白い人間関係で描かれているだけでなく、
個人的には好きな終わり方をしていたので
すごく満足しました。

時計さんの作品・・・って
男女の面白い人間関係を描いた作品が多いので、
この作品が気に入った方は、
他の作品を読むのもオススメします。

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