七億円を手に入れた僕にありがちなこと。 【著者：川村拓】

川村拓さんの作品『七億円を手に入れた僕にありがちなこと。』（角川書店）

高校に進学したら
彼女とか作って青春を謳歌しよう・・・
なんて思っていた柏木伊月だったのですが、
中学の時となんら変わらない日々を送っていました。

ある日、買った宝くじを見てみると、
１万円が当たっていることに気づきました。

高校生にとって１万円は大金で、
何を買おうかワクワクしていました。

そして換金に行ってみると、売り場の人から
高額配当だと伝えられ、
銀行の別室に案内され目の前に７億円の札束が置かれました。

当たったのが１万円ではなく７億円だったのです・・・

７億円を手に入れた伊月は、
まわりで当たった・・・という言葉が聞こえるとビクビクしたり、
笑顔で近寄ってくる人がいると、
お金目当てなのでは・・・と疑ったりし、
人間不信に陥りかけてしまうんです。

そんな時、家の金庫に入れてある７億円のうち、
３億５千万円を父親が持ち逃げしてしまうだけでなく、
その日に、妹と名乗る津村夏乃が現れ、
一緒に暮らすことになるんです・・・

・・・といった感じで
大金を手にしてしまった高校生が
当選をしたことを隠しながら
ビクビクして暮らす日常を描いた作品になっています。

最初は宝くじで高額当選して
パーっと使うのかなぁ～なんて思っていたのですが、
その逆でお金を手にしたことにより、
人間不信になっていくのですが・・・

さて、当たった七億円はどうなるのか・・・
２巻で完結しているのですけど、
どのような結末になったのか
気になった方はチェックしてみてください。

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