はたらくすすむ 【著者：安堂ミキオ】

安堂ミキオさんの作品『はたらくすすむ』（講談社）

小さな下着メーカーでの営業を４０年続け
定年を迎えた長谷部進だったのですが、
妻に先立たれてしまい、
茫然とした日々を過ごしていました。

一緒に暮らす漫画家の娘に煙たがられるようになり、
何かバイトでも・・・と職をさがすことにした進は
清掃員のバイトなら自分にもできる・・・と応募して
働くことになったのですが、そこは風俗店だったのです。

最初はお金のためにイチャつく風俗嬢に
嫌悪感をぬぐえなかったのですが、
清掃員として働いているうちに
彼女たちと話すことも出てきて、
様々な理由で風俗嬢になった彼女たちを
たくましく思うようになり、
今までの下着メーカーでの営業では得られなかった
何かを学び始めるんです・・・

・・・といった感じで
定年したおじさんが風俗店の清掃員をしながら
新たな人生を送る・・・そんな作品になっています。

エロな部分はそれほどないのですが、
風俗嬢の素顔・・・というか裏の顔なども見えたりして
ちょっと面白い作品になっていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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