人間のいない国 【著者：岩飛猫】

岩飛猫さんの作品『人間のいない国』（双葉社）

シイという少女が目を覚ますと
そこには三角頭のゴーレムに囲まれており、
怖くて逃げだしました。

逃げる途中にも人間とは出合うことなく、
街の中にはゴーレムばかりだったのです。

追ってくる三角頭のゴーレムから
隠れながら逃げるシイだったのですが、
バルブというゴーレムに助けられることに・・・

バルブにはマスターという存在の人間がいたのですけど、
すでにミイラ化しており、
シイに治療してほしい・・・と連れてきたのですが、
死んでいる者を生き返らすことができない・・・とわかると、
人間に奉仕することを目的としていたバルブは
事故処分するために移動を始めたのです。

するとシイは「私を守って！」と
新たな目的を示し、バルブを助け、
一緒に行動することになったのです。

そんなシイなのですが、
目を覚ます前の記憶がなく、
どうして自分がこの世界にいるのか・・・
何故、人間が消えたのか・・・などを
調べるためにバルブと行動するのですけど、
２人（１人と１体）は三角頭から追われることに・・・

果たしてシイの運命は・・・

・・・といった感じで
人間が消えゴーレムばかりの世界で繰り広げられる
ファンタジー作品になっています。

言葉では表しにくいのですけど、
怖くもあり、悲しくもあり、優しくもあるこの作品は
きっとヒットするのではないか・・・
なんて思っていますので、
気になった方はチェックしてみてください。

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