帰ってください！阿久津さん 【著者：長岡太一】

長岡太一さんの作品『帰ってください！阿久津さん』（角川書店）

クラスでも地味な存在の大山くん。
その隣の席にはヤンキーの阿久津さんがいて、
休み時間なども同じ悪そうな仲間と
つるんで話などをしており、
関わりたくない・・・そんな存在だと思っていました。

ある日、独り暮らしをしている部屋に帰る途中に
阿久津さんに見つかり、
半ば強引に部屋に押しかけられてしまい、
その日から学校が終わると
阿久津さんがやってきて居座るようになったのです。

なんとかして出ていかそう・・・とする大山くんなのですが、
怖くて阿久津さんになかなか言えないだけでなく・・・

いつかは言おうと思っているのですが、
時々見せる天然で無防備な姿に下心の方が勝ってしまい、
結局「出ていけ」というのは後回しに・・・

大山くんをからかっているかのように
楽しむ阿久津さんを描いた
ほんわかとしたからかい系コメディになっています。

最初はからかっているだけだったのですが、
少しずつ阿久津さんの感情が変わっていき、
大山くんのことが気になりだすんですけど・・・

なかなか自分の気持ちに気づけない
阿久津さんが可愛くて可愛くて・・・

ちょっと赤面する部分なども
可愛く描かれている作品ですので
気になった方はチェックしてみてください。

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