出戻り館のセバスチャン 【著者：かたやままこと】

かたやままことさんの作品『出戻り館のセバスチャン』（少年画報社）

ラーメン屋でバイトしながら
正社員として働ける仕事をさがしてい八瀬優円。
ある日、台風の夜、アパートの屋根が吹っ飛んでしまい、
お金が無いのでバイト代をもらいに
バイトしているラーメン屋に行くのですが、
夜逃げしており、お金がないまま、
どこへも行けず、雨の中フラフラとあるいていました。

そこで猫の鳴き声がする屋敷へと
ふらふら～っと入り、温室で雨風をしのいでいるうちに
眠ってしまうんです。

朝になり、そこの住人が現れると、
これまでのいきさつを話して謝ったのです。

そんな時にその住人のお腹が鳴り、
何か手伝えることは・・・と
手際よく料理を作ったのです。

すると、この住人である北白河育美から
ここの屋敷は朱雀館といい
結婚に失敗した女性が一時的に身を寄せるところ
別名「出戻り館」だと言ってきたのです。

そして無職になってしまった八瀬に
用心棒兼執事として働いてもらえないかと・・・

八瀬は炊事、洗濯、掃除・・・と
全てのことはこなせるので問題なく採用と決まったのですが、
もうひとつ、この館で大切な性処理もしなくてはならないのです。

・・・といった感じで結婚に失敗した
訳ありの女性たちが暮らす屋敷で
執事として雇われた男を描いた
ちょいエロコメディ作品になっています。

女性たちはかなり訳あり・・・というか、
ちょっと変わった性癖を持っていて、
全ての女性を満足させなければならないのですが・・・

果たして八瀬は執事としてやっていくことができるのか・・・

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